22年はスターズオンアース(通過順10-9)が勝ってウォーターナビレラ(2-2)が2着。21年はソダシ(3-3)が勝ってサトノレイナス(15-16)が2着。20年はデアリングタクト(13-12)が勝ってレシステンシア(2-2)が2着。19年はグランアレグリア(3-1)が勝ってシゲルピンクダイヤ(15-12)が2着。18年はアーモンドアイ(15-16)が勝ってラッキーライラック(3-3)が2着。行くか追い込むか、極端に乗ったほうがハマりやすいのが桜花賞で、3歳牝馬が阪神外マイルで天賦のスピードを最大限に爆発させるにはこの二択になる。近5年の勝ち馬に共通するのは、チューリップ賞、フィリーズレビュー、アネモネSといったいわゆるトライアルを使っていない点。2月のクイーンCやエルフィンS、1月のシンザン記念、12月のJFからの直行なのだ。また勝ち馬5頭のうち、グランアレグリア以外の4頭はキングカメハメハを父父か母父にもっている。(解説:望田潤)
エミューフォーチュンスターの姪で、3代母スキーダンサーはラスシーネガスH(米G3・芝6.5F)勝ち馬。近親にパッカーアップS(米G3・芝9F)のサザントラディションなどがいる。ハービンジャー×スペシャルウィークはディアドラやリューベックと同じ。414キロの小柄な牝馬だが、道悪が巧そうな脚元で、フラワーCは不良馬場もよかったか。オリオールの薄いクロスをもつから、出遅れ→大外一気で揉まれなかったのも結果的によかった。地力ある中距離馬だがマイルの高速戦は?
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
キタウイングストーミーシーやトキメキの姪で、母リーベストラウムはJRA3勝(芝1600)。牝祖マウントソブリンの産駒に重賞3勝カネツクロスがいる。父ダノンバラードは良血のディープ産駒でロードプレス、グラニット、ナイママなどを輩出。ダノンバラード産駒はわりとパワータイプが多いが、本馬は母方のカーリアンの影響が強く薄手で脚長でしなやかに斬れる。フェアリーSでは最内強襲がズバリ決まったが、