【アーリントンC予想】渋馬場の危険が大きく一波乱あり?
大駆けの望める穴馬にも手を広げたい
最近10年間で1番人気馬が【7-0-0-3】の圧倒的な成績を誇るレースだが、今年は渋馬場の危険が大きい。また出走馬の大半が混戦とささやかれる皐月賞と同じ男馬が占めている組み合わせであり、波乱も十分に考えられる。
伏兵セッション(父シルバーステート)を狙いたい。マイル路線に転向しようとした先週のニュージーランドTは残念ながら除外されたが、勝ったエエヤン(父シルバーステート)、凡走してしまったが朝日杯FSのドルチェモアなどがいたGIIのニュージーランドTより今回の方が組み合わせはだいぶ楽と思える。まして今回は、2戦目に快勝している地元の阪神コースだ。
1600mに出走は初めてだが、前走の弥生賞ディープインパクト記念7着(0秒5差)はスタミナ切れの可能性が高く、若駒Sの3着(0秒3差)も、ともに皐月賞出走の1着マイネルラウレア、2着ワンダイレクトとの差は距離適性だったと思える。
外国産馬の母ミスドバウィ(父Dubawi)の全3勝は1400m以下だった。現4歳の半兄ソウテン(父ロードカナロア)の全3勝も1400m以下であり、もともとのファミリーが英国の短距離系でもある。
父シルバーステート産駒は、まだビッグレース向きの底力タイプは少ないものの、稍重で勝った前出のエエヤン、重のスプリングSで3着に突っ込んできたメタルスピード、同じく皐月賞出走のショウナンバシット(重、稍重で計2勝)など、渋馬場はこなしている。
オオバンブルマイ、ショーモン、ユリーシャなど人気馬はレースの傾向から軽視できないが、波乱の公算大とみて、ドクタードリトル、トーホウガレオン、アイルシャインなど大駆けの望める穴馬にも手を広げたい。