22年の公式レースラップは12.9-11.6-11.4-11.8-12.5-12.6-12.8-11.6-11.4-11.8。21年は12.5-11.4-11.3-12.1-12.9-12.8-12.6-11.3-11.0-11.5。近2年は中だるみ→上がりのケイバで前残りに。22年勝ち馬エリカヴィータは父キングカメハメハと母父フジキセキを通じてミルリーフ≒ミリセントの3/4同血クロス5×5をもち、この影響で脚長で東京で斬れるタイプだった。20年2着ホウオウピースフルは母がキングカメハメハ×フジキセキで、他にもスライリー、ユーバーレーベン、フアナなどミルリーフをもつ馬はよく馬券に絡んでいる。取り上げたなかでミルリーフをもつのはイングランドアイズとティファニードンナ。(解説:望田潤)
イングランドアイズドンナセレーノの半妹で、オーケストラの姪で、母ヌーヴォレコルトはオークス馬。牝祖ファーガーズプロスペクトからはゴッドインチーフやミューチャリーが出る。父キングマンは8戦7勝の名マイラーで欧年度代表馬。日本ではシュネルマイスターやエリザベスタワーなどが活躍。ハーツクライの肌だからマイラー種牡馬との配合はセオリーだし、細身で脚長でいかにも東京で斬れそうな中距離馬。クイーンC4着はメンバーも時計もハイレベルでここなら威張れる。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
ソーダズリングマジックキャッスル、ソーヴァリアント、ソーグリッタリングの3/4妹で、母ソーマジックはアネモネSに勝ち桜花賞3着。母母スーアは伊1000ギニー(伊G2・芝1600m)勝ち。ハーツクライ×シンボリクリスエスはベルラップやカフジプリンスと同じ。兄姉たちとの比較では