過去5年の勝ち馬はいずれもヌレイエフの血を引いており、しかも20年トーセンスーリヤはサドラーズウェルズ≒ヌレイエフの3/4同血クロス4×4、19年メールドグラースはヌレイエフ5×3、18年スズカデヴィアスはヌレイエフ≒フェアリーキングの3/4同血クロス4×4と、うち3頭はヌレイエフ絡みのクロスをもっている。20年2着アトミックフォースは父ワークフォースがヌレイエフ≒サドラーズウェルズ4×2だ。
ちなみに取り上げた5頭でヌレイエフの血を引くのはカラテだけで、父トゥザグローリーがヌレイエフ4×3。(解説:望田潤)
カラテ グランドサッシュの甥。牝祖ゴールデンサッシュはサッカーボーイの全妹で、ステイゴールドやレクレドールの母でショウナンパンドラの母母。父トゥザグローリーは日経賞や日経新春杯の勝ち馬で、本馬とゲンパチルシファーが代表産駒。マイル重賞の上位常連だったが、最近はズブくなって中距離に活躍の場をシフトしてきた。外回り2000で上がりがかかっての追い比べは望むところ。新潟記念を57.5キロで勝っているからハンデは背負うだろうが…。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
カレンルシェルブル アカンサスの甥で、母カレンケカリーナはJRA5勝(芝1600〜2000)。近親にアーリントンメイトロンH(米G3・ダ9F)勝ちユーフォニーなど。父ハービンジャーはキングジョージを圧勝しブラストワンピース、ディアドラ、ノームコア、ペルシアンナイトなどを輩出。ハービンジャー×ハーツクライだから重厚な中距離馬で、