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【ヴィクトリアマイル予想】勝つのはサンデー+ミスプロ+スペシャル 馬場が渋ればサドラーの血が特注

  • 2023年05月07日(日) 18時00分
 22年ソダシ、21年グランアレグリア、20年アーモンドアイ、18年ジュールポレール、17年アドマイヤリードと、過去6年の勝ち馬6頭のうち5頭が「サンデーサイレンス、ミスタープロスペクター、スペシャル血脈(ヌレイエフやサドラーズウェルズなど)」を併せもつ。今年の登録馬でこの3血脈をもつのは、アンドヴァラナウト、アヴェラーレ、イズジョーノキセキ、サウンドビバーチェ、サブライムアンセム、スターズオンアース、スタニングローズ、ステラリア、ソダシ、ソングライン、ディヴィーナ、ナムラクレア。また馬場が渋った18年と17年は、ジュールポレール、リスグラシュー、デンコウアンジュと、サドラーズウェルズ=フェアリーキングをもつ馬が絡んでおり穴にもなっている。(解説:望田潤)


アンドヴァラナウト
 ゴルトベルクやヴァナヘイムの全妹で、母グルヴェイグはマーメイドS勝ち馬。母母エアグルーヴは名牝名繁殖でルーラーシップの母でドゥラメンテの母母でジュンライトボルトの3代母。本馬は父キンカメ×母父ディープ×母母エアグルーヴなので、父キンカメ×母父サンデー×母母エアグルーヴのドゥラメンテと7/8同血の間柄になる。ドゥラメンテに似たしなやか体質の中距離馬で、今は大箱1800がベストコース。マイルだと道中緩んだほうが追走が楽だろうが…。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

アヴェラーレ
 BCフィリー&メアスプリントのコヴフェフェの姪で、母アルビアーノはスワンS勝ち。3代母オーロラは女傑アコマや種牡馬アーチを産んだ名繁殖。コートリーディーに辿り着く名門牝系だ。父ドゥラメンテは二冠馬でタイトルホルダー、スターズオンアース、リバティアイランドを出し成功。着実に成長しオープン入りを果たしたが、母方の北米パワーも感じさせる走りで、いきなりGI級相手となると、前走のように馬場が渋ったほうがいいかも。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎

イズジョーノキセキ
 アイスブラストの半妹でディアーウィッシュの姪。ブリガドーンやダイバーシティなども同牝系。エピファネイア×キングカメハメハはデアリングタクト、クラヴェル、スカイグルーヴ、ソネットフレーズなどと同じで牝馬がよく走る。長手の体型のエピファ産駒で、

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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