▲2023年東京新聞杯を勝利した三浦皇成騎手 (撮影:下野雄規)
JRAが誇る最年長ジョッキーで、日本騎手クラブの“相談役”を務める柴田善臣騎手。ファンからも競馬関係者からも信頼の厚い善臣騎手が“相談役”として、皆様のお悩みや質問に、自らの体験談を織り交ぜながら答えていくリレーコラムです。
今回のゲストは美浦の後輩ジョッキー、三浦皇成騎手です。23歳差のおふたりですが、実は騎手会の役員同士という間柄。
それだけに普段からよくコミュニケーションをとっているそうですが、三浦騎手にはずっと気になっていることがあるそうで…? この機会に、質問をぶつけてみます!
(取材・構成=東京スポーツ・藤井真俊)
あの安田記念では…「もちろん謝りにいきました」
──善臣さんとは騎手会の役員同士の間柄ですね。
三浦 はい。自分はジョッキーになって2年目に役員になったので、相談役には長らくお世話になっています。
──え! 2年目からずっと役員なんですか? 三浦騎手は今年でデビュー16年目ですから、かれこれ13〜14年?
三浦 ええ。にもかかわらず、いまだに関東の役員の中では自分が1番若いんですよね(苦笑)
──そうなんですね(笑) 騎手会の中で相談役はどのような立場なのでしょう。
三浦 お父さん…ですかね(笑) それはキャリアや年齢だけではなく、本当に頼れる存在だからです。
ベテランだけでなく若手の意見もよく聞いてくださいますし、それでいて冷静に、広い視野からアドバイスをしてくれるんですよ。そのおかげで“ああ、そういう見方や考え方もあるのか”と勉強になったこともたくさんありました。
今後も善臣さんの意見を仰ぎたいので、長く相談役を続けてほしいです。
──そんなお2人の競馬と言えば2014年の安田記念。善臣さんのジャスタウェイと、三浦騎手のグランプリボスのエルボー…もとい、直線での熾烈な叩き合いが有名です。
三浦 そうですね…って違いますよ!(笑) あの日は