3歳のOP特別として行われてきた芝1200戦で、18年から重賞に格上げ。京都で行われた18〜20年の結果をみると、牡[1-2-1-21]牝[2-2-1-18]とやや牝馬優勢。京都の重賞らしく、ビアンフェ(母父サクラバクシンオー)1人気1着、レジェーロ(母母母父カツラギエース)11人気2着、ゴールドクイーン(母母母父トウショウボーイ)9人気1着、ラブカンプー(父ショウナンカンプ)6人気2着、トゥラヴェスーラ(ダイナサッシュ≒アドマイヤマカディ4×3)2人気2着と、プリンスリーギフトの血を引く馬がよく好走しよく穴になる。取り上げたなかでプリンスリーギフトの血を引くのはタマモブラックタイとビッグシーザー。(解説:望田潤)
タマモブラックタイ 母タマモイヤリングはJRA2勝(芝1400)。牝祖ダイヤモンドピアスの産駒に京阪杯のアースソニックが、孫にJRA6勝タマモブリリアンがいる。父デクラレーションオブウォーはトップナイフ、デュードヴァン、ジャスパージャックなどを出すオールラウンドな種牡馬で、母系にヌレイエフが入る配合パターンがよく走っている。本馬は母方の短距離適性も強くて、ファルコンSの走りを見ても1400がピッタリのイメージ。タフな馬場は得意。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
ビッグシーザー メテオロロジストの甥で、母アンナペレンナはJRA3勝(ダ1700〜1800)。近親に北米で芝ダ両方のG1に勝ったムシャウィッシュ。父ビッグアーサーは高松宮記念に勝ちトウシンマカオやブトンドールを輩出。父も母もクロスが多くて現時点での完成度が高いし、