22年勝ち馬ソングラインはキズナ×シンボリクリスエス、21年ダノンキングリーはディープインパクト×ストームキャット、20年グランアレグリアはディープインパクト×タピット、17年サトノアラジンはディープインパクト×ストームキャット、18年モズアスコットはミスワキ4×3で母父ストームキャット系。安田記念は全体に差し優勢なレースだが、ディープインパクトやストームキャットやシアトルスルー経由のナスキロ血脈が生むストライドが東京の直線で爆発するレースともいえる。いっぽう前で残った馬はというと、ロゴタイプはサドラーズウェルズ≒ヌレイエフ4×4で、アエロリットは母母父ヌレイエフだから、先行型ならヌレサドを重視する手か。(解説:望田潤)
イルーシヴパンサー ダイレクトキャッチやステラロッサの甥で、キタノインパクトのイトコで、母イルーシヴキャットはJRA2勝。母母レッドキャットはジェニーワイリーS(米G3・芝8.5F)3着。母母父ストームキャットのマイラーっぽさが強く、2歳時から素質の片りんは見せていたが、古馬になって本格化し京都金杯、東京新聞杯とマイル重賞を2勝。前走中山記念はインを突いたがゴチャついてしまった。東京マイルは実績十分で、昨年の安田記念もコンマ2秒差。前崩れなら上位も。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ウインカーネリアン ウインルチルやウインシトリンの半弟で、母コスモクリスタルはJRA4勝(芝1200)。母母クリスチャンネームは函館3歳S3着。アウトブリードの母にノーザンダンサー4×4とヘイルトゥリーズン4×4をもつスクリーンヒーローが配されてメリハリのきいた配合だ。父中距離×母短距離らしい先行型に出たが、母はしなやかタイプでストライドは伸びる。平均ペースで逃げて1.31.8で走破した東京新聞杯の再現を狙うが、安田記念は先行馬には厳しいレースだ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
カフェファラオ ジェニーワイリーS(米G1・芝8.5F)勝ちリーガルグローリーやトランシルヴァニアS(米G3・芝8.5F)勝ちナイトプロウラーの半弟。母メアリーズフォリーズはミセスリヴェラS(米G2・芝8.5F)勝ち。父アメリカンファラオは北米三冠馬でダノンファラオやペルアアの父。ダートのマイラーとしての性能は現役ナンバーワン。ただ母兄姉は北米の芝で活躍しているが、アメリカンファラオの牡駒は