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【宝塚記念予想】世界ランキング1位!! イクイノックスは鉄板か?/第137回

  • 2023年06月24日(土) 12時00分
昨年は天皇賞秋、有馬記念を勝って年度代表馬になり、今年はドバイシーマクラシックを圧勝して世界ランキング1位に立ったイクイノックス。凱旋レースとなるここは断然人気が予想されますが、はたして鉄板級の信頼度があるのでしょうか? 取捨のポイントとなるのは単勝オッズです。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)


断然人気馬との正しい付き合い方


編集K3(以下、K3) 今週は宝塚記念ですね。これはイクイノックスで決まりじゃないですか? 世界ランキング1位ですよ。

 まぁ、普通に考えればそうなんでしょうけど、競馬に絶対はありませんからね。

K3 確かに、遠征帰り、3ヶ月の休み明け、前走逃げ切り、初めての阪神、父が勝てなかった宝塚記念など、凡走したときに敗因に挙げられそうな要素はあります。

 薄い可能性をあれこれ考えてもしょうがないので、断然人気の馬は単勝オッズで判断するのが良いと思っています。

K3 「1.6倍ルール」ですね。

 1番人気馬は多くの人に買われているので基本的にはあまり妙味がないんですけど、単勝1.6倍以下になるとおいしくなります。

K3 多くの人が「こんなに安いなら他の馬から買おう」と思い始めるのが単勝1.6倍あたりってことですよね。

 単勝1.0〜1.9倍の成績を見ると、単勝回収率が平均を上回るのがそのあたりです。

儲かる軸馬


特に注目してほしいのは複勝回収率です。単勝1.6倍を切るような馬の複勝は敬遠されるので、その結果、回収率が90%を超えています。

K3 元返しの可能性があるので買いたくないという気持ちはわかります。

 そして、その馬を買いたい人の多くが「それなら単勝を買おう、1着固定を買おう」となると思います。そうすることで複勝の回収率が高くなるというわけです。

K3 ただ、複勝を買ってもプラスにはならないんですよね?

 なので、3連複の軸にして妙味のある相手を選ぶというのが、断然人気馬との正しい付き合い方になると思います。

K3 確かに、今年の重賞でも今のところ1.6倍以下に支持された馬は安定して走っていますよね。

儲かる軸馬


 好走率は高いですからね。もちろん昨年の大阪杯のエフフォーリア、チャンピオンズCのテーオーケインズのようなこともありますけど。

K3 もしイクイノックスの妙味度が低くても、1.6倍以下であれば狙うべきということですね。

 それでは上位人気馬の総合妙味度を見ていきましょう。

単勝予想オッズ=1〜5番人気馬の総合妙味度
1 イクイノックス(1.7倍) 97.4
2 ジャスティンパレス(4.8倍) 104.4
3 ジェラルディーナ(9.0倍) 100.7
4 ディープボンド(13.6倍) 100.7
5 アスクビクターモア(25.6倍) 96.0
※想定騎手は上からルメール、鮫島駿、武豊、和田竜、横山武。想定オッズは23日15時半時点。

K3 イクイノックスの総合妙味度は97.4で、予想オッズは1.7倍ですか。このままだと消すことになっちゃいますね……。

 そうなりますね。

K3 「儲かる軸馬」はジャスティンパレスですか(※「儲かる軸馬」は予想1〜3番人気のなかで最も総合妙味度が高い馬)。

 ジャスティンパレスの高得点項目はこのようになっています。

鮫島克駿騎手の阪神競馬場 105
鮫島克駿騎手の芝 106
鮫島克駿騎手の中距離 104
鮫島克駿騎手の右回り 104
鮫島克駿騎手のオープン(重賞含む) 110
杉山晴紀厩舎の阪神競馬場 106
杉山晴紀厩舎の芝 111
杉山晴紀厩舎の中距離 111
杉山晴紀厩舎の右回り 107
杉山晴紀厩舎のオープン(重賞含む) 112
杉山晴紀厩舎の4歳 119

K3 あ、今週も杉山晴紀厩舎ですね。先週、ストーリアでやられましたけど……。

 条件はマーメイドSとほぼ同じですからね(苦笑)。念のため杉山晴紀厩舎の妙味度についておさらいしておきましょう(画像は電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2023』の杉山晴紀厩舎のページ)。

儲かる軸馬


<特徴>
・全体的に過小評価傾向
・特に中距離が狙い目
・表開催で安定
・上級条件に強い
・4歳での覚醒に注意

<利益度の上位項目>
全体 6位
芝 8位
中距離 6位
左回り 8位
東京 9位
中京 7位
重賞 7位
4歳 3位
連闘 9位

K3 実際にジャスティンパレスは4歳で覚醒しましたね。

 覚醒した今、世界ランキング1位とどこまで戦えるか楽しみですね。

K3 では、ジャスティンパレスの相手を教えてください。

 総合妙味度が100を超えているのは以下の10頭です。

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卍

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2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

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