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【函館記念予想】函館記念は前走重賞&今回斤量減が穴パターン

  • 2023年07月11日(火) 12時00分

2020年に15番人気1着のアドマイヤジャスタも該当


 先週の本欄で、七夕賞について「前走オープンかつ前走から斤量増の馬が狙い目」という話を書いた。

 それはハンデ重賞の基本パターンでもあるのだが、中には例外的なレースもあって、函館記念もそのひとつである。

 函館記念(過去10年)の前走オープン組について、前走からの斤量変動別成績をとるとこのようになる。

回収率向上大作戦



 各組の勝率・複勝率が接近しているうえに、穴になったのは多くが今回斤量減組であることが分かる。

 斤量減組のうち、前走リステッド以下は[1-3-2-46]で回収率が単9%・複67%。それに対し前走重賞組は[4-2-5-21]で回収率は単358%・複253%。過去10年のうちに2ケタ人気で馬券に絡んだ馬が3頭。7〜9番人気も5頭。2020年15番人気1着アドマイヤジャスタのように、まさかという馬も来ている。

 今年の該当馬はキングオブドラゴン、ヤマニンサルバム、レインフロムヘヴン。理詰めの予想で買いやすい馬たちではないが、ちょっと気にかけておきたいところだ。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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