【中京記念予想】毎度の様に厩舎陣営から不平不満が噴出するハンデ戦のハンデ設定について深掘り
今年から全レース原則1キロ増なのにマーメイドSだけハンデ設定が昨年と同一だった理由(ハンデキャッパーのミス…ではなく、関係者すら知らないもう一つの新斤量ルール)
この中京記念が中京芝1600mで行われるのは4年振りとなりますが、その4年前以前と今とでは中京芝の質が異なるので安易に過去のレース傾向を参照するのはやや危険ですので、今回はより本質的な“ハンデ戦”という部分にフォーカスを当てます。
ハンデ戦とはJRA公式HPでは『出走予定馬の実績や最近の状態などを考慮し、各出走馬に勝つチャンスを与えるよう決められた重量を負担させるレースです。JRAのハンデキャップ作成委員が、各々の負担重量を決定します。』と説明(規定)されていますが、その負担重量の決め方が不明瞭であると見られがちであるが為に、その重量の軽重が波紋(重すぎるという反発)を呼ぶことが多々あります。
ただし、ハンデの決め方については明確に規定されていないだけで、決して曖昧や恣意的なものではなく、一貫したルールに基づいたものであると見られます。
その一貫したルールとは、過去に設定されたハンデ(以後“持ちハンデ”と表記)をベースに、ハンデが増えるパターンとしては主に「重賞戦で1着になると約1〜2キロ増」・「重賞戦で2着もしくはオープン特別戦で1着になると約1キロ増」の2つで、重賞戦で3着もしくはオープン特別戦で2着になって増えるケースはあまりありません(それに該当しないにもかかわらず増えた場合にいわゆる“見込まれたハンデ”となり、逆に該当していても増えていない場合に“恵まれたハンデ”と言えます)。