札幌芝1800で行われた近4年(22年、20年、19年、18年)の結果をみると、レッドアネモス(11人気1着)、サトノセシル(8人気2着)、ビーチサンバ(4人気2着)、カリビアンゴールド(9人気3着)、フロンテアクイーン(4人気2着)と、ネヴァーベンド≒ボールドリーズンの血を引く馬がよく穴になっている。北海道の洋芝らしい傾向だ。またテルツェット(母父デインヒルダンサー)、ミッキーチャーム(母父ダンジリ)、ディアドラ(父ハービンジャー)、サトノセシル(父フランケル)、カリビアンゴールド(母父ケープクロス)など、ダンジグを引く馬の活躍も目立つ。(解説:望田潤)
イズジョーノキセキ アイスブラストの半妹でディアーウィッシュの姪。ブリガドーンやダイバーシティなども同牝系。エピファネイア×キングカメハメハはデアリングタクト、クラヴェル、スカイグルーヴ、ソネットフレーズなどと同じで牝馬がよく走る。長手の体型のエピファ産駒で、戦績どおりの大箱向き中距離馬。ヴィクトリアマイルは道中不利もあって大敗したが、ネヴァーベンドの3/4同血クロスもあり、札幌1800は条件としては悪くないだろう。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
サトノセシル 英チャンピオンS連覇トワイスオーヴァーの姪で、近親にファルマスS(英G1・芝8F)のタイムピース、クリテリウムドサンクルー(仏G1・芝2000m)のパッセージオブタイムなどがいる牝系。父フランケルは