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【レパードS予想】前走条件戦組を前走距離別に見ると

  • 2023年08月01日(火) 12時00分

前走条件戦組は、1800mを走った馬が思った以上に優勢


 過去10年のレパードSについて前走距離別成績をとると、1600m組と2000m組が強いということになる。皆さんピンとくるだろうが、これはユニコーンSとジャパンダートダービーの存在が影響しているものである。適性というよりは能力の高い馬が上位に来ている結果であろう。

 では、前走条件戦組に限定すれば、前走距離による強い弱いが見えてくるのではないか。そう考えて、レース創設以来の前走条件戦組について、前走距離別成績(前走ダートのみ)を調べてみた。

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 そもそも前走条件戦組の成績は芳しくないのだが、今年は登録21頭中16頭が前走条件戦組なので、馬券に絡んでくる可能性は高い。

 そして前走距離でいうと、1800m組が1600m組や1700m組に対して思った以上に優勢だなという印象だ。同距離ということもあるし、1600mからだとレースの趣旨が変わる(芝スタートワンターンからダートスタートでコーナー4つ)、1700mからだと要領だけでは通用しなくなる、といった事情があるのかと推測する。

 今年は前走1600m組が1勝クラスから来た馬のみ、1700m組も勝ってきたゴールドバランサーは1勝クラス組。1800m組は勝ってきた2頭が1勝クラス組。2勝クラス組は前走2着のクールミラボーと3着のフェルヴェンテ(他に前走10着のベンダバリラビア)、3勝クラスから来たライオットガールは前走4着。

 個人的には前走クラスが上の馬を優先したいので、2・3勝クラスの惜敗馬を優先したいと考えている。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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