前走条件戦組は、1800mを走った馬が思った以上に優勢
過去10年のレパードSについて前走距離別成績をとると、1600m組と2000m組が強いということになる。皆さんピンとくるだろうが、これはユニコーンSとジャパンダートダービーの存在が影響しているものである。適性というよりは能力の高い馬が上位に来ている結果であろう。
では、前走条件戦組に限定すれば、前走距離による強い弱いが見えてくるのではないか。そう考えて、レース創設以来の前走条件戦組について、前走距離別成績(前走ダートのみ)を調べてみた。
そもそも前走条件戦組の成績は芳しくないのだが、今年は登録21頭中16頭が前走条件戦組なので、馬券に絡んでくる可能性は高い。
そして前走距離でいうと、1800m組が1600m組や1700m組に対して思った以上に優勢だなという印象だ。同距離ということもあるし、1600mからだとレースの趣旨が変わる(芝スタートワンターンからダートスタートでコーナー4つ)、1700mからだと要領だけでは通用しなくなる、といった事情があるのかと推測する。
今年は前走1600m組が1勝クラスから来た馬のみ、1700m組も勝ってきたゴールドバランサーは1勝クラス組。1800m組は勝ってきた2頭が1勝クラス組。2勝クラス組は前走2着のクールミラボーと3着のフェルヴェンテ(他に前走10着のベンダバリラビア)、3勝クラスから来たライオットガールは前走4着。
個人的には前走クラスが上の馬を優先したいので、2・3勝クラスの惜敗馬を優先したいと考えている。