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【レパードS予想】コントレイルの近親 超良血馬ミスティックロアの能力信頼

  • 2023年08月05日(土) 18時00分

両親の蹄跡を追い好走なるか


 抽選を突破したミスティックロア(父Arrogateアロゲート)は、コントレイルの母ロードクロサイトときわめて似た血統背景を秘めた注目の弟。

 父アロゲートは3歳だった2016年から2017年春にかけ、BCクラシックなど4連勝のG1を含め7連勝。2020年夏に7歳で急死したため、産駒は3世代のみ。

 母フォークロア(父ティズナウ)は、2005年のBCジュベナイルフィリーズなどG1・2勝馬。ミスティックロアは典型的なアメリカ血統であると同時に、9代母は世界を代表する名繁殖牝馬ラトロワンヌ(1926)。

 日本で分かりやすい例では、前出コントレイルの10代母、スクリーンヒーローの8代母に登場する。かつての名馬ではメジロアサマの4代母に登場するので、直系子孫ではなくても、オルフェーヴル、ゴールドシップなどの血統図にも登場する。

 まだ3戦2勝のミスティックロア。2戦連続して1800mを1分52秒台で勝っているとはいえ、今度は初の左回り。追い込みにくいコースでもあるが、アロゲートは初戦3着のあと7連勝し、母フォークロアはデビュー後7戦【4-3-0-0】だった。早い時期から能力全開タイプと考えることができる。相手筆頭はクールミラボー。次いでエクロジャイト。

「エルムS」のオーソリティは、3度の骨折で脚部に負担の少ないダートで復活したい展望がある。6歳で初ダートは大きな死角だが、父オルフェーヴルも、母の父シンボリクリスエスも、芝馬もダート巧者も同じように送る種牡馬。

 オジュウチョウサン、チャレンジC2連勝のソーヴァリアント、7勝馬ソーグリッタリング、そしてこのオーソリティなどが示すように、母の父シンボリクリスエスは、ステイゴールド系種牡馬と相性がいい。

 単、複を主力に、相手筆頭はペプチドナイル。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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