【レパードS予想】コントレイルの近親 超良血馬ミスティックロアの能力信頼
両親の蹄跡を追い好走なるか
抽選を突破したミスティックロア(父Arrogateアロゲート)は、コントレイルの母ロードクロサイトときわめて似た血統背景を秘めた注目の弟。
父アロゲートは3歳だった2016年から2017年春にかけ、BCクラシックなど4連勝のG1を含め7連勝。2020年夏に7歳で急死したため、産駒は3世代のみ。
母フォークロア(父ティズナウ)は、2005年のBCジュベナイルフィリーズなどG1・2勝馬。ミスティックロアは典型的なアメリカ血統であると同時に、9代母は世界を代表する名繁殖牝馬ラトロワンヌ(1926)。
日本で分かりやすい例では、前出コントレイルの10代母、スクリーンヒーローの8代母に登場する。かつての名馬ではメジロアサマの4代母に登場するので、直系子孫ではなくても、オルフェーヴル、ゴールドシップなどの血統図にも登場する。
まだ3戦2勝のミスティックロア。2戦連続して1800mを1分52秒台で勝っているとはいえ、今度は初の左回り。追い込みにくいコースでもあるが、アロゲートは初戦3着のあと7連勝し、母フォークロアはデビュー後7戦【4-3-0-0】だった。早い時期から能力全開タイプと考えることができる。相手筆頭はクールミラボー。次いでエクロジャイト。
「エルムS」のオーソリティは、3度の骨折で脚部に負担の少ないダートで復活したい展望がある。6歳で初ダートは大きな死角だが、父オルフェーヴルも、母の父シンボリクリスエスも、芝馬もダート巧者も同じように送る種牡馬。
オジュウチョウサン、チャレンジC2連勝のソーヴァリアント、7勝馬ソーグリッタリング、そしてこのオーソリティなどが示すように、母の父シンボリクリスエスは、ステイゴールド系種牡馬と相性がいい。
単、複を主力に、相手筆頭はペプチドナイル。