過去5年の連対馬10頭のうち、メールドグラース、トリオンフ、ヒュミドール、ヒンドゥタイムズ、サトノクロニクルの5頭がグレイソヴリンの血を引いている点に注目。取り上げたなかではルーラーシップ産駒のエヒトとワンダフルタウン、ハービンジャー産駒のカレンルシェルブルとスタッドリーがグレイソヴリンの血を引く。また21年はモズナガレボシとヒュミドール、プリンスリーギフトをもつ馬のワンツーでもあった。20年の勝ち馬アールスターもプリンスリーギフトもちで、レトロなナスルーラ血脈が強いレースといえるか。(解説:望田潤)
エヒト ドリームビリーバーやオーロールの半兄で、母ヒーラはJRA3勝。牝祖グランシングはアランベール賞(仏G3・芝1000m)勝ち馬で、子孫にボールライトニングやデグラーティアなどが出る。ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキ、ドルチェモア、ビッグリボンなど活躍馬が多い。母母父デインヒルも強い体型だが、しなやかな体質はディープ譲り。大箱で斬れ味勝負になりすぎると辛いが、小回り2000は合うし持ち時計もあるので巻き返しがあっても。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
カレンルシェルブル アカンサスの甥で、母カレンケカリーナはJRA5勝(芝1600〜2000)。近親にアーリントンメイトロンH(米G3・ダ9F)勝ちユーフォニーなど。