【関屋記念予想】コース改修以降外枠有利の傾向 有力馬が内枠に入った今年は…
人気馬は内枠でも克服するが
関屋記念は2001年に新コースになって以降外枠が強いのだが、今年は有力馬が内寄りに多く入っている。内枠でも上位人気馬は克服してくることがあるが、外枠馬で穴を狙う余地が出てきたのも事実だろう。
上位人気馬で唯一外枠を引いたのがロータスランド。GIや牡馬相手のGIIを多く使っているが、それ以外では京都牝馬S1、3着や一昨年のこのレース1着などよく走っている。当面のライバルたちが内枠を引いたこのチャンスに1年半ぶりの重賞勝ちを狙いたい。
ディヴィーナは最内枠を引いたが、ここ2走の内容の良さで克服できるだろうか。能力的には足りるし血統のポテンシャルが魅力だが、脚質的に受け身の面はある。昨年のこのレースで大敗しているが本格化前だし、馬場状態も去年と今年では事情が違う。
ララクリスティーヌはヴィクトリアマイルで14着だが着差は0.8秒差と、決定的な負け方ではない。新潟はとにかく相性の良い競馬場。しかも今回は上位クラスでの新潟好走例を持つ馬が少ないので、そのぶん期待できそうだ。
アヴェラーレはオープン初戦の京王杯SCでも4着と好走。マイルに戻るのはよいし、左回りのここでなんとでも好走しておきたいところ。枠順や脚質的に考えて来るときはディヴィーナとセットで来そうなイメージだし、逆に2頭とも来ずにレースそのものが荒れるという可能性もある。
セルバーグは中京記念で逃げ切り勝ち。今回も同じ形に持ち込みたいし関屋記念は逃げ残りのあるレースだが、2戦続けて他馬が油断してくれるかどうかという問題はある。
外枠勢ではラインベックとアナザーリリックに期待したい。ラインベックは新潟実績がないが、安定した位置取りが武器になる。アナザーリリックは逆に新潟コースが頼り。今回はハンデから解放されてここ2走よりは良い結果が望める。