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【北九州記念予想】アイビスSDほどではないが牝優勢 前傾ラップで差し優勢

  • 2023年08月13日(日) 18時00分
 過去5年でいうと、牡セン[2-2-0-42]牝[3-3-5-32]で、アイビスサマーダッシュほどではないが牝馬優勢。馬券に絡んだ3歳馬4頭(ヨカヨカ、ディアンドル、ナムラクレア、ラブカンプー)も全て牝馬。1分7秒前半の高速決着になることも多く、平坦芝向きの柔軽いスピード血脈、ボールドルーラー、セクレタリアト≒サーゲイロード、プリンスリーギフト、この3血脈を重視したいレースだ。逃げて馬券に絡んだのは21年20年のモズスーパーフレアだけで、毎年けっこうな前傾ラップになるので差し有利の傾向。(解説:望田潤)


ジャスパークローネ
 牝祖ステディキャットはアディロンダックS(米G2・ダ6.5F)2着で、産駒にサラトガスペシャルS(米G2・ダ6.5F)のジャンプスタート、孫にキャッシュコールフュチュリティ(米G1・ダ8.5F)のマスタリーがいる。その母ホープスプリングスフォーエヴァーはミスワキの全妹。父フロステッドはウッドメモリアルS(米G1・ダ9F)などに勝ったタピット産駒。CBC賞は33.7-33.5の後傾ラップに落として逃げ切った。ここもあんな逃げが打てるかだが、高速馬場は歓迎。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○

スマートリアン
 スマートダンディーやスマートセラヴィーの半妹で、サンタイサベルS(米G3・ダ8.5F)のビューティフルギフトやティルナノーグのイトコ。母母オーシャンクイーンはベイメドーズダービー(米G3・芝9F)勝ち馬。父キズナはダービー馬でソングラインやアカイイトなど牝駒がよく走る。キズナ×ゴーンウエスト系らしいサーゲイロード的前輪駆動で、全[5-4-3-13]平坦芝[4-2-2-2]。時計がないので、1分7秒ソコソコの高速決着になって差し込めるかがカギに。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

ママコチャ

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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