ワンターンで長い直線の芝マイル戦。近5年の平均出走頭数は12.2頭で、勝ち馬の4角順位は6-8だから、中団からズバッと差し切ってしまう斬れ味が必要だ。近5年の勝ち馬5頭はいずれも前走芝マイル戦を勝っており、4頭は上がり1位をマークしていた。昨年はキタウイングにウインオーディンとカーリアンの血を引く馬のワンツー。この2頭は新潟で未勝利戦を勝ち上がり連闘での参戦でもあった。22年は4、3、2人気、21年は3、1、2人気、20年は2、1、3人気と、ここ3年は上位人気が1〜3着を占める平穏決着。(解説:望田潤)
アスコリピチェーノ アスコルターレの半妹で、母アスコルティはJRA2勝(芝1200〜1400)。母母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ち馬でタッチングスピーチやサトノルークスの母でキングズレインの母母。英2000ギニーのヘンリーザナヴィゲーターなども同牝系。サドラーズウェルズが強い牝系で、本馬もダイワメジャー産駒にしては重厚な走り。芝1400で新馬勝ちしたが距離は1800ぐらいあってもいいだろう。セリフォスのような鋭さは感じないが地力を秘める。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
エンヤラヴフェイス カジュフェイスの全弟で、サミットストーンやブルロックの半弟で、トラキチシャチョウのイトコ。牝祖マフィティスの孫にタイキシャトルやピースオブワールドが出る。父エイシンヒカリはイスパーン賞などに勝ったディープ産駒でエイシンスポッターやエイシンヒテンなどの父。母はタイキシャトルと3/4同血で、たしかに