過去5年の勝ち馬5頭(カラテ、マイネルファンロン、ブラヴァス、ユーキャンスマイル、ブラストワンピース)は、いずれもミルリーフの血を引いている。また22年はカラテ(10人気1着)とユーキャンスマイル(9人気2着)、プリンスリーギフトの血を引く2頭のワンツーだったが、21年12人気1着マイネルファンロン、18年13人気3着ショウナンバッハもプリンスリーギフトの血を引いている。取り上げた4頭ではノッキングポイントがミルリーフを、マイネルウィルトスがプリンスリーギフトを引く。(解説:望田潤)
サリエラ サラキアやエスコーラの全妹でサリオスの3/4妹。母サロミナは独オークス馬。セリエンホルデやシュネルマイスターも近親の有力ドイツ牝系だ。母父ロミタスは独年度代表馬で独リーディングサイアー。ディープ×サロミナは晩成ステイヤー傾向で、本馬も420キロ台の無駄肉のないステイヤーっぽい体質。サラキアのように距離延びていいタイプだろう。馬群の中だと反応がイマイチのところがあるので、多頭数をどう捌くかがここはポイントに。馬場が渋るのはOK。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ノッキングポイント サブライムアンセムのイトコ。母チェッキーノはコディーノの全妹でフローラSに勝ちオークス2着。母母ハッピーパスは京都牝馬S勝ち。父モーリスはジャックドールやジェラルディーナなどの父。モーリス×キンカメ×サンデーはアルビージャやレガトゥスと同じ。概ね父と母を足して割ったイメージで、わりと四輪駆動だしマイラーではなく中距離馬だろうと書いてきた。ダービー5着をみても、