今週は2歳世代にとって最初のマイル重賞、新潟2歳Sが行われます。キャリア1戦の馬が大多数を占めるため前走のレベル比較が重要視されますが、当コーナーはいつもと同じように妙味だけを追いかけたいと思います。「妙味度」によって浮上するのはどの馬なのでしょうか?
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
適性面で過小評価されている馬を探す
編集K3(以下、K3) 先週の北九州記念の予想では、森秀行厩舎の「小倉」「短距離」「4歳」の妙味度が高いという話でした。でも……。
卍 「儲かる軸馬」になったデュガではなく、ジャスパークローネのほうが来ましたね。
K3 これで森秀行厩舎は小倉記念に続いて2週連続の重賞勝利になりました。
卍 今年の小倉の成績は[4-1-1-9/15]で単複ともに100%を超えています。
K3 森秀行厩舎と言えばスピード血統とスピード調教というイメージが強いので、小回り平坦、高速馬場、湿ったダートがハマる馬が多いんでしょうね。
卍 今年の小倉開催はあと2週ですけど、引き続き森秀行厩舎には注目したほうがいいかもしれませんね(※今週は土曜メインの釜山S、日曜の2Rに登録あり)。
K3 それでは、新潟2歳Sの予想をしていきましょう。予想オッズで上位に支持されているのは、東京で33秒3の末脚を見せたアスコリピチェーノ、近親にアロゲートがいる超良血のルージュスタニング、新馬戦を5馬身差で圧勝したエンヤラヴフェイスあたりです。全出走馬が前走で勝っているので、みんな強そうに見えるんですけどね(笑)。
卍 能力比較はオッズに織り込まれていると割り切って、上位人気馬の中から騎手・種牡馬・厩舎の適性面で過小評価されている馬を探すことにしましょう。
K3 わかりました。
卍 では、予想1〜5番人気の総合妙味度を見ていきましょう。