新潟2歳Sを制したアスコリピチェーノ(撮影:小金井邦祥)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、世代初のマイル重賞である新潟2歳Sです。1番人気が勝利するも、二桁人気の激走で波乱となった一戦を、はたして、どのようなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、“「穴馬券ソムリエ」で人気の競馬Youtuber”しろ氏です。
本命に選んだのは、なんと、10番人気2着のショウナンマヌエラでした。「このレースは基本差し・追い込みが活躍をするレースだが、あまりにも前が手薄に見えるメンバー構成」と指摘。あえて前走で逃げ切り勝ちを収めた馬に敢然と◎を打ったのです。
そして馬券は、まずは3連複1頭軸で278.7倍を10点で的中させます。さらに、「前に位置を取ることができるし、そこから速い上がりも使えるのは強み」とした4番人気3着のクリーンエアを3番手評価。3連単2頭軸マルチで1818.6倍も購入すると、29万円超のリターンに成功しました。
予想結果は
こちら。
もうひとりは、“1番人気を高精度で取捨するエキスパート”のミニ馬リスト氏です。
こちらの本命は、1番人気優勝のアスコリピチェーノでした。レース傾向的には劣勢の1400m戦からの臨戦でしたが、「前進気勢が旺盛なタイプではなく、直線でも鞍上が促していたことを考えると、距離延長は問題なさそう」と看破。くわえて、「むしろ直線の長い新潟に替わることで、前走よりも良さが出るのではないかと期待している」と強く推したのです。
馬券は、相手5頭に絞った馬連勝負で163.1倍の高めを的中。予想家名の通り無駄を省いたシンプルな予想で、32万6,200円の大きな払戻金を獲得したのです。
予想結果は
こちら。