過去5年の1〜3着馬15頭のうち11頭がリファールの血を引いている。中山芝外2200はわりと後半のロンスパ戦になりやすく、持続力や粘着力が求められるコースだ。21年9人気1着アサマノイタズラ(母母父オペラハウス)、19年8人気2着サトノルークス(母父サドラーズウェルズ)と、人気薄で激走した馬はサドラーズウェルズの血を引いているのも納得。取り上げた5頭でサドラーズウェルズの血を引くのはキングズレインとソールオリエンスだが、この2頭は上位人気でしょうなあ…。(解説:望田潤)
キングズレイン サトノルークスやムーヴザワールドの甥で、アスコルターレのイトコ。母タッチングスピーチはローズS勝ち。母母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ち。ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキやドルチェモアと同じ。こちらは母方も重厚で、ヌレイエフ≒サドラーズウェルズ5×3など父母相似配合に。長手の体型と重厚なストライドで、前走の勝ち方を見ても5歳目黒記念でついに本格化というタイプか。それでもここまで[3-0-2-1]だから奥のある馬には違いない。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
シャザーン アクアミラビリスの甥で、母クイーンズリングはエリザベス女王杯勝ち。近親に仏1000ギニーのトレストレラなど。父ロードカナロアは世界の短距離王だが、