2021〜23年は中京芝2000で行われたローズSだが、今年は4年ぶりに阪神芝外1800での施行。同コースで行われた2017〜19年の3年間を振り返ると、ビーチサンバ(19年6人気2着、父クロフネ)、ラテュロス(18年13人気3着、母父タッチゴールド)、カワキタエンカ(17年6人気2着、母父クロフネ)と、デピュティミニスター系の血を引く馬が毎年穴になっている。取り上げた5頭では、母母父フレンチデピュティのラヴェルがデピュティミニスターの血を引く。(解説:望田潤)
コンクシェル マリーナやシンシアウィッシュの全妹で、近親にロッキンジS(英G1・芝8F)のベラードやアベイドロンシャン賞(仏G1・芝1000m)のキステナなどが出る牝系。母系にガリレオが入るキズナ産駒は、バスラットレオンやキャリックアリードなどJRA出走12頭中6頭が3勝以上。よく走っている。配合どおりソングラインを重厚にしたような馬だが、母系にオリオールの血が入るので馬群はダメなようで、逃げに転じるといずれも楽勝で2連勝。ここも先手なら怖い。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
ソーダズリング マジックキャッスル、ソーヴァリアント、ソーグリッタリングの3/4妹で、母ソーマジックはアネモネSに勝ち桜花賞3着。母母スーアは伊1000ギニー(伊G2・芝1600m)勝ち。