【ローズS予想】前走オークス掲示板組を狙うのがセオリーだが…
掲示板組は僅か1頭 別路線の力関係は?
過去10年のローズSにおける前走オークス組の成績は[7-2-3-37]。そのうち、オークスで5着以内だった馬は[5-1-3-6]で複勝率60.0%だが、6着以下だった馬は[2-1-0-30]。
今年はラヴェルが唯一のオークス掲示板組。それまでの末脚に賭ける競馬から一転してオークスでは位置を取ったが、今回はどうするか。外回り1800mならば以前のスタイルのほうが結果に繋がりやすいようにも思う。
ソーダズリングはオークス8着で先述の条件を満たさないが、キャリアが浅くて重賞好走歴があるのは魅力。ここで結果が出ればこのあとも楽しみになるが、人気になりそうなのでオッズと相談する必要はある。
人気はブレイディヴェーグだろうか。強烈な差し脚を持つ馬なので、それが外回りコースで発揮されればもちろん有力。ただ右回りが初めてになるのと、あくまで1勝クラス勝ちからの参戦なので、人気が過熱しすぎるようだと扱いが難しくなる。
コンクシェルは逃げるようになって2連勝。ともに逃げたうえで上がり最速という競馬だった。今回は過去3走で逃げている馬が他にユリーシャとレミージュしかおらず、後者はノースヒルズの馬なので競りかけることはないはず。コンクシェルはモレイラ騎乗だし、逃げれば相当に見せ場を作るのではと思う。
ブライトジュエリーは3戦がそれぞれ違う内容で引き出しが豊富という印象。ただここはやや距離不足で、さらに上がりが速くなると厳しい。こちらは前半が強いペースになってほしいところ。
ココナッツブラウンは4戦4連対の安定味が魅力だが、ここ3戦は函館・札幌で洋芝+コーナー4つの競馬。コース替わりに対応できるかどうかがポイントになる。
マスクトディーヴァは前走の勝利がこのコース。稍重で1分47秒3、上がり34.6秒だったので今回は両方とももう少し詰める必要はあるが、キャリア3戦で伸びシロを残しているので成功する可能性はある。