【毎日王冠予想】19年までは逃げ馬が穴パターン→20年からは追い込み馬が穴パターンへと変貌中の東京芝重賞
位置取りを捨てて一か八かの後方競馬を示唆するアノ馬に注目
秋の古馬GIシリーズに向けて重要な前哨戦の位置付けとなっている毎日王冠。
天皇賞(秋)かマイルCS、あるいは海外のG1レース(米ブリーダーズカップマイル等)を見据えてココから始動するというハイレベルなメンバーが揃う一戦ですが、やはり前哨戦だけあって目先のGII勝利よりも目標のGI勝利を志向している馬同士の戦いとなるだけに、できるだけ消耗したくないという意識から総じて前半からペースが落ち着きやすく、ほんの数年前までは強い前残り傾向が見られる一戦となっていました。
実際に13年から19年までの7年間で逃げ馬が4連対(14年2着サンレイレーザー・15年1着エイシンヒカリ・18年1着アエロリット・19年2着アエロリット)という一方で、逆に人気を裏切る凡走を喫した馬の多くが差し追い込み馬で、それらの馬が一転してペースが流れる天皇賞(秋)で巻き返しを見せるというのが典型的な穴パターンとなっていました。
しかし、その潮目が変わったのが20年秋で、それを境に東京芝コースでは内有利の馬場バイアスがほぼ消滅して、なおかつ一にも二にも末脚がモノを言う馬場(端的に表せば差し有利傾向)へと変貌をしたというのを背景に、