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【サウジアラビアRC予想】2歳重賞でのオッズの作られ方の異常さとうまく付き合う

  • 2023年10月05日(木) 12時00分

見方を変えると実はとてもやりやすいレース


 今年のサウジアラビアロイヤルカップの出走馬で最もレースへの出走回数が多い馬は3走に留まる。これは、まだデビューから4か月程度しか経過していないので、出走数の上限レベルであると言っても過言ではない。

 上位人気に目を当てるとボンドガール・シュトラウス・ゴンバデカーブースはいずれも1戦1勝となっている。これはむしろ当然であって、「新馬戦で一発で勝利」というのはその馬が強い事を示す何よりの根拠になるのは当たり前。

 こうした出走数等の背景から、2歳重賞は「数多く走っている馬の特徴・得手不得手が分かっている馬は能力がついてこない可能性が高く、1戦1勝の馬などは能力は高いものの、馬の特徴・得手不得手が分からずオッズ妙味がついてこない可能性が高い」という大きな矛盾を抱えている。

 上記より、2歳重賞は難しいと言われやすいし、実際に私自身も難しいと感じる。ただし、見方を変えると実はとてもやりやすいレースとなる。

 例えば、一発大金を人気馬にぶち込んで勝負したい! と思っている人がいれば、私は2歳重賞を勧める。それは、将来GIを複数勝つ馬とこれが最初で最後の重賞出走の馬が混じり合う重賞なんて2歳重賞くらいしか無いから。

 あのアーモンドアイですら初重賞のシンザン記念では2.9倍もついていたし、イクイノックスも初重賞の東京スポーツ杯2歳Sでは2.6倍ついていた。そして、それぞれの2着であった馬(ツヅミモン・アサヒ)はいずれも、その後の重賞での好走はない。

 また、それぞれのレースで2番人気であった馬(ファストアプローチ・レッドベルアーム)もまた、その後の重賞での勝利は無いし、3番人気だった馬についても重賞での勝利はない。

 そんな中でもアーモンドアイやイクイノックスの単勝に2倍後半から3倍近く貰えるのが2歳重賞の特徴になる。ただし、上記はもちろん成功例。その裏で数々の惨敗がある。(補足:単勝1倍台で勝率・複勝率・回収率ともに優秀なのは程よく適性を理解されている3歳)

 自分の意思(調教や血統…etc.)などを介入させられ、さらにオッズが2倍以上付く可能性があることから、ルーレットの赤黒よりは遥かに良い勝負である…と言った程度。

 そんなまさしく一か八かのギャンブルをする方は、

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1992年生まれ。祖父が馬主だったため幼い頃から競馬に触れる機会が多かったが、2013年の安田記念をハズしたことをきっかけに馬券の研究を始める。2016年から競馬予想家としての活動を開始し、同年9月に雑誌「競馬王」にて紙面デビュー。競馬魂(フジテレビ ONE TWO NEXT)への出演、ならびにDMMオンラインサロンにて「絶対に負けたくないから始める競馬サロン」を主宰。著書に「絶対に負けたくない!」シリーズなど。

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