今週はJRA4重賞に加えて3日にJBC4競走も開催
今週のJRAでのGIはひと休みですが、大井競馬場と門別競馬場ではJBCが開催されます。netkeiba.comでは「馬券検討会議バラエティ わたくし、社長キャプテン渡辺です。Season2-JBC編-」が実施され、そこに出演させていただきます。
いつもは電話出演ですが、今回はスタジオ出演。大役を任されてしまいましたが(笑)、精一杯頑張りたいと思いますので、お時間の許すかぎりご視聴いただければと思います。
(番組はこちら) 4レース行われるJBCですが、10月31日までの最終追い切りを確認して、スプリントが馬券の出来の鍵を握るような気がしています。このレースではちょっと人気を落としそうなアノ馬をキャプテンにゴリ推ししてみようと思います。もし、放送をご覧になれない方はウマい馬券の提供もありますので、そちらで確認してみてくださいね。
【京王杯2歳S/ミルテンベルク】
2番手につけたデビュー戦とは違い、少し後ろのポジションからレースをした小倉2歳Sは2着でした。結果は勝てませんでしたが、あの下げる競馬が今回の距離延長にはすごく有効だったと思いますし、追い切りにも変化が出てきたような気がします。
中間は坂路での追い切りですが、最終追い切りはCW。これが非常に落ち着いた動きで、以前のスプリンターっぽい前向きさが出すぎていない感じになりました。坂路では4F時計の自己ベストを更新しているくらいなので、スピードが削がれたということはないでしょうし、東京芝1400mなら現状のマイナーチェンジでちょうどいいかも知れません。
京王杯2歳Sに向け調整されるミルテンベルク(11月1日撮影)
【ファンタジーS/クイックバイオ】
未勝利勝ちからオープン特別連勝。連勝をエスコートした川田将雅騎手が騎乗できないのは痛いところですが、1週前追い切りのCWでは今回騎乗する西村淳也騎手が跨って、しっかりコンタクトをとっています。
最終追い切りに関しては前走と同じく坂路。4F52.4秒は自己ベストに0.3秒と迫る時計ですが、2F24.5秒、ラストは12.2秒で4F目が最も速くなるラップを踏むことができています。以前であれば、スピードを出すと、脚のたまっていない感じがありましたが、それが少しずつ解消されている印象があり、現状では同じ距離を続けて使うことも意味がありそうです。
ファンタジーSに向け調整されるクイックバイオ(10月31日撮影)
【アルゼンチン共和国杯/ヒートオンビート】
同じ距離の重賞、目黒記念を制している点から、ここで人気するのも当然だと思います。ただ、休み明けだった京都大賞典が最終追い切り、坂路で4F時計が少し遅くて結果が出ませんでした。目黒記念の最終追いが坂路で4F53.9秒。2F25.2秒で1F12.2秒でしたから、後半の速さも見極めに重要だと考えています。
そんな中での最終追い切りが坂路4F55.8秒。2F25.5秒、1F12.6秒ですから、この内容は前走時の最終追いとほぼ同じ。1週前追い切りがCWで3頭併せを最遅した点も含め、ちょっと調教内容からは強調しにくい部分が多い気がします。
【みやこS/セラフィックコール】
デビューから4連勝。すべてメンバー最速上がりをマークするという圧巻の内容でOP入りしています。追い切り本数などは決して多いタイプではありませんが、最低限の本数はこなして好走しています。ただ、なんといっても注目すべきポイントは最終追い切り。CWで併せ馬を先着する、これが4連勝中、ずっと継続しています。
それだけに注目した最終追い切り。M.デムーロ騎手が跨って、オラヴェリタスを追走しましたが、しっかりと先着。時計も6F81.9秒と前走とほぼ同じ内容。調教内容からは連勝が止まる理由は見当たりません。
みやこSに向け調整されるセラフィックコール(11月1日撮影)
◆次走要注意
・10/29 天皇賞(秋)【ドウデュース】(2人/7着)
休み明けやいつもと違う先行する形でのレースなど、敗因は様々考えられますが、個人的には武豊騎手が騎乗できなかったことがいろんなことの主たるところのような気がします。悪いことが重なっての結果、次走はジャパンCという発表もありましたし、これだけで見限らない方がよいと思います。
[メモ登録用コメント] [ジャパンC]武豊騎手騎乗なら勝ち負け
◆開催おすすめの調教適性
<京都ダート1800m>
◎最終追い切りが坂路で3F目以降12.9秒以下のラップ
◎最終追い切りが坂路で4F目最速ラップ
○追い切り本数が標準以上の併用系統の調教タイプ
○最終追い切りが坂路で2F目13.0秒以下
最終追い切りは坂路の系統が有利というのが、定番の調教適性。ただ、みやこSに関してはそれ以上にローテーションが重要だったりもするので、そのあたりはウマい馬券でしっかりと触れるつもりです。