【AR共和国杯予想】過去10年3着以内に26頭 難解レースのカギは“5歳以下”
長距離路線、世代交代の波到来か
春の目黒記念とともに近年では数少ない長距離のハンデ戦。タフなベテランホース向きのイメージもあるが、世代交代の時期である。
過去10年、「1、2、3」着馬30頭のうち、26頭(87%)を5歳以下の若いグループ馬が占めている。今年は3歳馬不在なので、迷ったら主軸は4歳馬、5歳馬か。
伏兵チャックネイト(父ハーツクライ)に期待したい。5歳の秋だが、のど鳴りの手術、去勢手術の長期休養があり、通算13戦【4-1-6-2】。着外2回は4着と5着。凡走はまだ一度もない。
全4勝はすべて2200m以上。古馬になって本物になるケースが多いハーツクライ産駒は、2014年フェイムゲーム、2016年シュヴァルグラン、2017年スワーヴリチャードが勝ち、2013年アドマイヤラクティ、2019年タイセイトレイル、2022年ハーツイストワールが2着している。母ゴシップガール(米)も芝10FのG1勝ちを含め、全5勝が芝8F以上だった。
前走2400mの六社Sは重馬場で2分24秒0。時計は目立たないが、内と外のライバルに差されたかと見えたが、ゴール寸前、差し返して大接戦を制した。
今回はオープンに昇級初戦。いきなりGII挑戦は厳しいが、あまり調教駆けしないタイプなのに今回は珍しく鋭く動いた。パワーアップしている。
ハンデ戦なので負担重量は58キロから2キロ減の56キロ。人気割れ必至の大混戦だけに、上がり馬の勢いが活きて不思議ない。
単、複中心に、連は抽せん突破の4歳ゼッフィーロ(J.モレイラ騎手騎乗)、5歳グランオフィシエ本線に手広くいく。