それなりのサンプル数があってこの結果
ここ2年ほど枠順が結果に影響しなかったので言われなくなったが、コロナ前くらいまでは「ジャパンCは内枠」が言われていた。
過去10年で見ても、カク地・カク外を除いた馬の枠番成績では1枠が[4-3-1-5]で勝率30.8%・複勝率61.5%。上位人気馬が1枠に入ることが多かったのも事実だが、回収率も単154%・複110%と高い。
1枠以外に複数の勝ち馬を出したのは2、3枠で、勝率としてもこの2つの枠が2位タイ。複勝率は1、2、3枠の順に1、2、3位と、「内枠であるほどよい」となっている。
これはジャパンCに限った話ではなく、東京芝2400m全体に言えることでもある。2013年以降、16頭立て以上になった東京芝2400mについて枠番別成績を見ると以下のようになる。
勝率は1、2枠が他を引き離しており、3位も3枠だ。複勝率は1、2枠が1、2位でそれ以下とは明らかに差がある。逆に、8枠はかなり苦しい。こちらはそれなりにサンプル数があってこの結果なので、やはり内枠有利は間違いのないところかと思う。
どの馬が1枠や2枠に入るか分からないが、取捨や二択に迷うときには「内枠優先」の原則に従ってもよいのではないだろうか。あるいは、本命にできるレベルの馬が1枠に入ってくれればもうそれで腹はくくれる。