▲ミルクボーイ内海さんとカベポスター浜田さんが有馬記念を徹底予想(C)netkeiba.com
リスグラシューが勝った2019年M-1グランプリの覇者ミルクボーイの内海崇さんと、昨年に続き2年連続M-1ファイナリストのカベポスター浜田順平さんに、今年の競馬のグランプリ有馬記念について2人でじっくりと話し合ってもらった。
前編では、“2人の競馬愛”や“M-1グランプリと有馬記念の裏話”などを熱く語っていただいたが、後編ではいよいよ予想検討。現時点で狙っている馬や、有馬記念の必勝法をお聞きした。
前回はこちら▼
【有馬記念×M-1グランプリ】「どっちかは絶対獲ります!」ミルクボーイ内海&カベポスター浜田/前編(取材・構成:中山靖大)
今年の宝塚記念は大的中! 2人に有馬記念の必勝法を聞く
──それでは有馬記念について、お話を進めていきましょう。
内海 1番人気を予想するのも難しいやん。タイトルホルダーも引退レースで人気になりそうやし、3歳牡馬の2頭もクラシックで超優等生な競馬を繰り返している。馬券は面白いけど予想は大変やわ。
──イクイノックスとか、リバティアイランドとか1年間無敗の馬がいて、そのあたりに惜敗してきた馬たちなんで、比較が難しいですね。
浜田 今年は強い馬がしっかり結果を出してきたんで、実は僕も馬券の収支が良くないんです。旨味のある有力馬を見つけるのに苦労しましたし、堅い決着だと回収率が上がって行かない。
イクイノックスが凄すぎただけで、今回の有馬記念出走馬も例年ならその年を代表する力を持った馬たちなんで、本当にどこからでも買えちゃいますね。
内海 後輩に馬券の相談をされることは多いけど、有馬記念に関しては『好きに買った方が良い』ってアドバイスするもんね。とりあえず、今年のイチオシはスルーセブンシーズ。一昨年の秋華賞(7番人気11着)でも狙っていたくらい昔から素質を買っていた馬。
▲内海さん“イチオシ”のスルーセブンシーズ(撮影:下野雄規)
浜田 僕もスルーセブンシーズは狙っています。宝塚記念とか有馬記念って前傾ラップになりがちで、タフな馬が活躍するイメージがあります。実際、この2つのレースは結果がリンクするので、今年の宝塚記念でイクイノックスにあれだけ迫ったというのは、すごく価値があると思います。
──宝塚記念では10番人気と、まだまだ伏兵扱い。その後、凱旋門賞4着と評価をグンと上げましたが、ここでも人気の妙味はありそうです。