中山金杯は昔からロベルトの血が強いレースだったが、23年は1着ラーグルフ(父モーリスでロベルト5×5)、2着クリノプレミアム(母父ジャイアンツコーズウェイ)。22年は1着レッドガラン(母父シンボリクリスエス)、2着スカーフェイス(母父クロフネ)。ここ2年もロベルトもちのワンツーとなっている。またラーグルフはリボー7・8×6、レッドガランはヒズマジェスティ=グロースターク5×6とともにリボー系のクロスをもつ点も共通。他にもウインイクシード、テリトーリアル、タニノフランケルと、最近はリボー系のクロスをもつ馬がよく穴になっている。(解説:望田潤)
クロミナンス ラッジオの半兄で、フラガラッハやエスティタートやフェルメッツァの甥で、母イリュミナンスはクイーンS3着。サンダーガルチも同牝系。父ロードカナロアは世界の短距離王でアーモンドアイ、パンサラッサ、サートゥルナーリアなどを輩出。母母スキッフルはトニービン産駒でハイペリオン4・6・6×5・6・6。産駒がみんな晩成なのもうなずける。本馬は休養期間が長くまだ通算10戦で、7歳を迎えてもフレッシュ。ヌレイエフ5×4が強いストライドは東京向きか。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
ゴールデンハインド マイネルアストリアの半妹で、母オレゴンレディはマイチャーマーH(米G3・芝9F)勝ち馬。牝祖オシレイトの子孫にサバーバンHのフロストジャイアントなどがおり、ナンバードアカウントにさかのぼる名門牝系だ。