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【中山金杯予想】2年連続ロベルトもちのワンツー リボー系のクロスが穴になる

  • 2023年12月28日(木) 18時00分
 中山金杯は昔からロベルトの血が強いレースだったが、23年は1着ラーグルフ(父モーリスでロベルト5×5)、2着クリノプレミアム(母父ジャイアンツコーズウェイ)。22年は1着レッドガラン(母父シンボリクリスエス)、2着スカーフェイス(母父クロフネ)。ここ2年もロベルトもちのワンツーとなっている。またラーグルフはリボー7・8×6、レッドガランはヒズマジェスティ=グロースターク5×6とともにリボー系のクロスをもつ点も共通。他にもウインイクシード、テリトーリアル、タニノフランケルと、最近はリボー系のクロスをもつ馬がよく穴になっている。(解説:望田潤)


クロミナンス
 ラッジオの半兄で、フラガラッハやエスティタートやフェルメッツァの甥で、母イリュミナンスはクイーンS3着。サンダーガルチも同牝系。父ロードカナロアは世界の短距離王でアーモンドアイ、パンサラッサ、サートゥルナーリアなどを輩出。母母スキッフルはトニービン産駒でハイペリオン4・6・6×5・6・6。産駒がみんな晩成なのもうなずける。本馬は休養期間が長くまだ通算10戦で、7歳を迎えてもフレッシュ。ヌレイエフ5×4が強いストライドは東京向きか。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

ゴールデンハインド
 マイネルアストリアの半妹で、母オレゴンレディはマイチャーマーH(米G3・芝9F)勝ち馬。牝祖オシレイトの子孫にサバーバンHのフロストジャイアントなどがおり、ナンバードアカウントにさかのぼる名門牝系だ。

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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