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【フェアリーS予想】中山の多頭数で常に波乱含み 1枠が強く、小柄な中距離血統の差しが届く

  • 2023年12月28日(木) 18時00分
 過去5年の馬連平均配当はなんと7412円。1人気は[0-1-0-4]で2人気は[0-0-0-5]。キャリアの浅い3歳牝馬の重賞、中山の多頭数でとにかく荒れ模様。連対馬の4角順位は平均7.6で、差し追い込み優勢なレースでもある。ライラック(420キロ)、ホウオウイクセル(420キロ)、スピードオブライト(402キロ)、ベッラノーヴァ(402キロ)と、最近は小柄な中距離血統の差し追い込みがよく決まっており、あまり馬体重やマイル適性に拘る必要はないかも。5年連続で1枠の馬が馬券に絡んでいることも覚えておきたい。(解説:望田潤)


イフェイオン
 コスタボニータ、ハーバーコマンド、レッドフィオナの姪で、母イチオクノホシは阪神牝馬S2着。牝祖シュペールヴィトはエクリプス賞(仏G3・芝1300m)3着。父エピファネイアはジャパンCと菊花賞に勝ちエフフォーリアやデアリングタクトなどを出し成功。エピファネイア×ゼンノロブロイはシーズンズギフト、ヴェローナシチー、チャンスザローゼスなどと同じ。母のマイラーっぽさも強く、やや前輪駆動な走りのエピファネイア産駒だから、京都外マイルがピッタリの馬か。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○

キャプテンネキ
 アールクインダム、スイートクラウン、オジョーノキセキの半妹。牝祖モガミポイントの子孫にはローレルゲレイロ、ディープボンド、ノースブリッジなどが出る。

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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