例年中京芝2000で行われる牝馬限定のハンデ戦だが、今年は小倉芝2000での施行。21年はマジックキャッスルとランブリングアレー、ディープインパクト×シンボリクリスエスのワンツーだった。23年は1着アートハウス(父スクリーンヒーロー)、22年は2着マリアエレーナ(父クロフネ)、19年は2着ノームコア(父ハービンジャー、母父クロフネ)と3着ランドネ(父ブレイム)と、最近はロベルトの血を引く馬の好走が目立つ愛知杯。平坦の小倉でも、この傾向が当てはまるかどうかだが…。(解説:望田潤)
ウインピクシス ウインザナドゥの下で、母コスモアクセスはJRA4勝(芝1200)。母母コスモスカイラインはJRA3勝(芝1200)。牝祖タシュからはCCAオークスのクウェスティングなどが出る。父ゴールドシップはステイゴールドの代表産駒で、ウインキートスやウインマイティーなど牝駒が走ることで知られ、ゴールドシップ×ロージズインメイはユーバーレーベンと同じ。母も母母もスプリンターだから小回りの先行力機動力に富み、ここも立ち回りの巧さで食い下がりたい。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
フラーズダルム ポップコーンジャズの姪で、ラブリーデイ、ボッケリーニ、フォドラのイトコ。母クーデグレイスはローズS3着で、本馬の他にもビジュノワール、ブラックプラチナム、ヘイルメリー、グレイシアを産んでいる有能な繁殖だ。父キズナはダービー馬でソングラインなど牝駒がよく走る。本馬は