春クラシックをにらむ3歳牝馬による東京マイル重賞。22年はドゥラメンテ産駒のスターズオンアースとベルクレスタが2着3着。21年は父キングカメハメハで母母母父トニービンのアールドヴィーヴルが2着。18年はルーラーシップ産駒テトラドラクマが1着と、キングカメハメハとトニービンの組み合わせが強いのは東京マイルらしい。また19年はクロノジェネシス(1着)、18年はフィニフティ(2着)と母父クロフネのワンツーだったが、他にもアカイトリノムスメやビーチサンバなどクロフネ〜デピュティミニスター系の活躍も目立つ。(解説:望田潤)
アルセナール ナミュール、ラヴェル、ヴェスターヴァルトの半妹で、マルシュロレーヌやバーデンヴァイラーの姪。母サンブルエミューズはフェアリーS3着。牝祖キョウエイマーチは桜花賞馬。エピファネイア×ダイワメジャーはモリアーナと同じ。エピファネイア産駒らしいしなやか体質で、超スローのマイル戦を好位から差し切ったが、スピードに乗ったのはゴール前で中距離馬の加速に見える。オークスが楽しみな素材だが、実戦を一度経験し、ここでどれぐらい追走できるか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
クイーンズウォーク グレナディアガーズの半妹。母ウェイヴェルアベニューはBCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7F)勝ち馬でミスタープロスペクター4×4・5をもつ。父キズナはダービー馬で、ディープインパクト系種牡馬としては最も成功している。アカイイトなど牝駒がよく走ることで知られるが、