夏のローカル出張競馬、いつものスケジュールに突入しました。福島は、小回り独特のレースの流れを念頭に、平坦巧者の出番。函館も似たような条件の中にありますが、西は阪神でなく京都という点を意識しなくてはなりません。ここも、最後の直線が平坦だということに加え、距離によって内回り、外回りがあって、なかなか厄介です。
今年の宝塚記念は、この京都の2200mというのが大きなポイントですが、主役がディープインパクトでは、そんな細かい詮索も必要ないでしょう。どうスタートしようともどこかでマクっていき、4角では先頭に立ち、あとは、持続するスピードで圧倒。レース検討では、ディープインパクトを除く他馬たちの馬単を考えるのが良さそうです。つまり、3連単でチャレンジする絶好のレースということです。
ヨーロッパ遠征の出陣式に参加し、気分良く送り出すGI戦にしようではありませんか。目指すは、10月1日フランスのロンシャン競馬場、世界最高峰のレース“凱旋門賞”。
日本馬がずっと夢見てきたこの1番に、ディープインパクトになりきって参加するつもりで、盛り上がりたいですね。
イギリスのブックメーカーが発表したオッズでも、ディープインパクトの評価は高く、去年の凱旋門賞馬ハリケーンランや、米G1・BCターフの優勝馬シロッコに次ぐ扱いを受けています。
かつて、日本馬がこれほど高い評価を受けたものはいません。どうせなら世界中の強豪が集まってほしいもので、またとないこのチャンスを是非ものにしてほしいです。
世界を唸らせる日本馬の走り、競馬ファンなら、胸を張るその瞬間を経験してみたいと願っています。
そのためにも、宝塚記念では、快挙を予感させる成果であってほしい、と願うばかりです。
夏から秋へ、思いは世界です。