強い相手に走ってきた馬がシンプルに強いのが特徴だが…
弥生賞は皐月賞と同距離・同舞台で行われるトライアルレースであるにもかかわらず、全く頭数が揃わずに強い馬も出走してこない特徴を持つレース。
直近10年で見ても、弥生賞→皐月賞というローテは[0-5-2-33/40]で単勝回収率0%・複勝回収率78%に留まる。
このローテでの皐月賞勝ち馬はゼロであり、近年ではタイトルホルダー・ドウデュース・タスティエーラがこのローテで皐月賞を敗れており、それぞれその後タイトルホルダーは菊花賞を、ドウデュースとタスティエーラは日本ダービーを勝つ結果となっている。
これは、近年はレースを使って状態面のアップという概念が一切なく、むしろレースを1戦使う事で消耗してしまうような仕上げ方が大きく影響しているだろう。
むしろ弥生賞→皐月賞というローテでも皐月賞で馬券になる力のある馬は、直近3年連続日本ダービーor菊花賞で好走している様に能力の高さを示すものだけに、その後の活躍には期待をして良いだろう。
弥生賞に話を戻すが、そんな弥生賞は頭数が揃わない影響で条件戦勝ち上がり等の馬がワンチャンスに賭けて出走してくる事が多い。メンバーが揃わず、