皐月賞と同じ舞台で行われるトライアル、弥生賞ディープインパクト記念。今年もホープフルS2着のシンエンペラー、2戦連続楽勝の大物候補トロヴァトーレ、アイビーSでレガレイラを破ったダノンエアズロックなど、好メンバーがそろいました。いつものように『中央競馬 妙味度名鑑 2024』のデータを使って、最も軸に相応しい馬を探っていきます。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集)
場合によっては合成オッズ2倍でもいい
編集K3(以下、K3) 先週の阪急杯は「儲かる軸馬」に該当したウインマーベルが勝ちました。
卍 まさに深山雅史厩舎の機動力競馬でしたね。
K3 2着アサカラキング、3着サンライズロナウドも総合妙味度が高かったので、僕の馬券も当たりました。タマモブラックタイとのワイド(下限11.9倍)を押さえたぶん、的中した買い目は400円だけになってしまいましたが(苦笑)。
卍 資金は5000円でしたよね? ヒモ抜け対策をした上で合成オッズが5倍以上になっているならいいんじゃないでしょうか。高指数のタマモブラックタイが馬券に絡んで、配当もそこそこついているのに不的中というのはもったいないですから。
K3 共同通信杯のときに卍さんが言っていた「より指数が高い馬を優先して、合成オッズが少なくとも2倍以上になるように頭数や買い目を絞る」。あれが効いています。「場合によっては2倍でもいいんだ」と思った途端、気が楽になりました。
卍 いくら合成オッズが高くても的中しなければ投資になりませんからね。バランスが大事です。
K3 今週予想する弥生賞は11頭立てなので、合成オッズが低くなるかもしれません。どう絞るかもポイントになりそうですね。
卍 より指数が高い馬を優先して絞る、それを意識したいですね。
K3 では、弥生賞出走馬の妙味度を見せてください。
卍 はい。予想1〜5番人気の総合妙味度は以下のようになっています。