先行有利傾向に抗う騎手の乗り方の変化によって、年々逃げ馬の好走率がDOWN⇔差し馬の好走率がUPしている中京芝2000m
以前は宝塚記念や有馬記念のステップレースとして設定されていた時期もありましたが、2017年からは開催時期を3月に移して、同年からGIに昇格した大阪杯のステップレースとして設定されている金鯱賞。
施行時期は変われども舞台条件は長らく中京芝2000mで固定して行われていますが、同コースについてはほんの少し前までは屈指の先行有利コースとなっていました。
それについて詳しくは2年前の22年金鯱賞についての当コラム(
【金鯱賞予想】屈指の差し追い込み有利条件である中京芝2200mコースに対して、距離が200m違うだけでも一転して逃げ有利条件に様変わりの中京芝2000mコース)で扱った通りですが、実際に17年1月から22年3月までの同コースで行われた牡馬牝馬混合の重賞レースではほとんどが非上位人気馬だった逃げ馬の好走率が6割超という超好成績をマークしており、特に21年金鯱賞(ギベオン10番人気1着)から22年金鯱賞(ジャックドール1番人気1着)のスパンでは5レース連続で逃げ馬が好走(内4頭は8番人気以下の人気薄で激走)するなど、逃げ馬の好走&激走が際立っていました。