フェブラリーS、高松宮記念と波乱決着が続くなか、今年3つめのGIはさらに難解なレースになりそうです。ダービー馬、皐月賞馬が有馬記念で完敗し、菊花賞馬が金鯱賞で5馬身差をつけられたことで、4歳世代のレベルが疑問視されていますが、はたして本当にそうなのでしょうか? このコラムでは能力比較ではなく、妙味の観点から軸にすべき馬を紐解いていきます。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
単年妙味度は5年連続で平均以上!
編集K3(以下、K3) 今週は大阪杯ですが、これは誰がどう見ても大混戦ですね。
卍 強そうな馬がドバイシーマクラシックとドバイターフに行っちゃいましたね。プログノーシスも香港を目指すということですし。
K3 昨年のダービー馬と皐月賞馬がいますけど、2頭とも有馬記念では掲示板に載れませんでした。結局、牝馬限定戦のエリザベス女王杯を除くと、古馬の中長距離GIで馬券に絡んだことのある馬が1頭もいないという状況になっています。
卍 フェブラリーSといい、高松宮記念といい、今年のGIは主役不在のレースが続きますね。
K3 どちらも1番人気が飛んで、11番人気、6番人気が勝ちましたからね。今週の大阪杯も波乱になりそうな気しかしません。
卍 では、さっそく上位人気馬の総合妙味度を見ていきましょう。