4月の阪神開催に行われるダ1800の別定戦。過去5年の馬場状態は、良1、稍重2、重2で馬場が渋ることが多い。重の年はプロミストウォリア、テーオーケインズとエーピーインディ系種牡馬の産駒が勝っている。いっぽう良〜稍重の年はオメガパフューム、アナザートゥルース、グロリアムンディ、クリンチャー、ロンドンタウンとロベルトの血を引く馬が健闘。取り上げた5頭ではサヴァがロベルト5×3で、ヴィクティファルス、クリノドラゴン、テーオードレフォンもロベルトを引く。(解説:望田潤)
ヴィクティファルス セヴィル(豪G1ザメトロポリタン勝ち)やシルバーステートの甥で、母ヴィルジニアはJRA3勝(芝1600〜1800)。母母シルヴァースカヤはロワイヨモン賞(仏G3・芝2400m)勝ち馬。ハーツクライ×ガリレオ×シルヴァーホークだから欧州本格派芝中距離血統というべきで、3歳時には重のスプリングSに勝ったが、ダートに転じると東海S3着など適性を見せている。爪が立っていて芝道悪も巧者。後駆がロベルト的だし京都より阪神がいいだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
クリノドラゴン 母クリノクレオパトラはJRA1勝。近親に目立った活躍馬はいないが、