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【マイラーズC予想】リピーターの好走率が高いレース “三度目の好走”はあるか

  • 2024年04月20日(土) 18時00分

「第二のローエングリン」となる可能性


 施行コース(京都、阪神)の違いを問わず、マイラーズCはリピーターが多いことで知られる、2001年以降だけでも複数回「3着以内」に好走した馬が8頭もいる。

 3回も3着以内だったローエングリンは4歳時から「1、2、1、8、12」着だった。ダノンシャークは4歳の2012年に2着、5歳時に3着のあと、3年のちの8歳時にも挑戦してあと一歩の2着だった。

 今年6歳のソウルラッシュ(父ルーラーシップ)は、4歳時に1着、5歳時3着。今度は3度目の出走。第二のローエングリンになれる可能性がある。

 4歳時の2022年は稍重の阪神コースを後方から1分33秒3で差し切った。2023年は今回と同じ京都でシュネルマイスター、ガイアフォースと「クビ、クビ」差の惜しい3着。コースレコードと0秒3差の1分31秒6だった。

 秋には京成杯AHを背負い頭の59キロで、再び1分31秒6での1着。藤岡康太騎手のナミュールが衝撃の追い込みを決めたマイルCSもクビ差2着の惜敗だった。初の海外遠征となった香港マイルは4着だったとはいえ、勝った30戦26勝の香港の怪物ゴールデンシックスティと0秒48差だった。

 調教では3週連続して最後の1ハロンを10秒台で伸びている。今回も元気いっぱいのソウルラッシュは、高速決着に対応できるだけでなく、渋馬場のパワー勝負も平気だ。

 穴馬は坂井瑠星騎手となら「1、3、1、2」着の先行馬セッション。

 東京の「フローラS」は、内の好枠を引き当てたバロネッサ(父ロードカナロア)が主役。前回、東京1800mを1分46秒2の快時計で快勝している。その日のメインは共同通信杯。ジャスティンミラノ(皐月賞馬)が勝ったが、ペースが大きく異なったとはいえ、勝ち時計は1分48秒0だった。今週の追い切りではすばらしい動きをみせている。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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