【マイラーズC予想】リピーターの好走率が高いレース “三度目の好走”はあるか
「第二のローエングリン」となる可能性
施行コース(京都、阪神)の違いを問わず、マイラーズCはリピーターが多いことで知られる、2001年以降だけでも複数回「3着以内」に好走した馬が8頭もいる。
3回も3着以内だったローエングリンは4歳時から「1、2、1、8、12」着だった。ダノンシャークは4歳の2012年に2着、5歳時に3着のあと、3年のちの8歳時にも挑戦してあと一歩の2着だった。
今年6歳のソウルラッシュ(父ルーラーシップ)は、4歳時に1着、5歳時3着。今度は3度目の出走。第二のローエングリンになれる可能性がある。
4歳時の2022年は稍重の阪神コースを後方から1分33秒3で差し切った。2023年は今回と同じ京都でシュネルマイスター、ガイアフォースと「クビ、クビ」差の惜しい3着。コースレコードと0秒3差の1分31秒6だった。
秋には京成杯AHを背負い頭の59キロで、再び1分31秒6での1着。藤岡康太騎手のナミュールが衝撃の追い込みを決めたマイルCSもクビ差2着の惜敗だった。初の海外遠征となった香港マイルは4着だったとはいえ、勝った30戦26勝の香港の怪物ゴールデンシックスティと0秒48差だった。
調教では3週連続して最後の1ハロンを10秒台で伸びている。今回も元気いっぱいのソウルラッシュは、高速決着に対応できるだけでなく、渋馬場のパワー勝負も平気だ。
穴馬は坂井瑠星騎手となら「1、3、1、2」着の先行馬セッション。
東京の「フローラS」は、内の好枠を引き当てたバロネッサ(父ロードカナロア)が主役。前回、東京1800mを1分46秒2の快時計で快勝している。その日のメインは共同通信杯。ジャスティンミラノ(皐月賞馬)が勝ったが、ペースが大きく異なったとはいえ、勝ち時計は1分48秒0だった。今週の追い切りではすばらしい動きをみせている。