【青葉賞予想】日本ダービーへ切符をかけた一戦 近親に良血馬揃う注目の伏兵とは
一族にはソングラインやディアドラなど
1984年に「日本ダービー指定オープン」として誕生した東京2400mの青葉賞(現在は2着馬までに優先出走権のGII)は、1986年のグランパズドリームから2012年のフェノーメノまで、過去40年間に日本ダービー2着馬を8頭も送っている。ただし、勝ち馬は誕生せず、ハードな日程を避けるようになった近年は好走馬も少ない。
今年は人気が割れている。狙いは伏兵トロヴァトーレ(父レイデオロ)。前走の弥生賞はスタートで接触しかかったためか、クビを上げて折り合いを欠き、レース前半からリズムに乗れなかった。
二走前の葉牡丹賞2000mは前半1000m61秒7のスローの流れを、上がり33秒9で猛然と伸び2分00秒4で快勝。同じ開催のホープフルSの2分00秒2と、レース全体のペースを考慮すればほぼ互角の内容だった。
母の半姉には秋華賞、英GIナッソーSなどを制したタフなディアドラがいる。母とイトコの間柄になるロジユニヴァースは2009年のダービー馬。一族の代表馬には安田記念2連勝のソングラインもいる。
ロジユニヴァースは1番人気の皐月賞を14着に大敗のあと、日本ダービーを制した。ソングラインも2連覇がかかり人気の中心だったターフスプリント(サウジアラビア)を10着に凡走のあと、ヴィクトリアマイルを勝っている。そういう難しい一面があり、評価が下がったときに大仕事をするファミリーでもある。
ショウナンラプンタ、シュガークン、ウインマクシマムが相手本線だが、デキの良さが目立つ伏兵が多い。手広くいきたい。