【ヴィクトリアM予想】香港マイル路線で当たり前に通用した馬は強い
地力はナミュールが圧倒的上位か
2022年の香港ヴァーズ・ウインマリリンの勝利以降、日本馬は10レース連続で勝利を逃している。従来の力量差を考えると、異常事態だと言って良い。
当コラムや予想本文中にて触れている香港競馬のレベルアップが大きな要因であることはタイミングや世代感レベルから明白だろう。
以下は香港競馬・従化トレセンとその影響について。
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香港ジョッキークラブ(HKJC)の競馬への力の入れようはまさに、本気。国を挙げて...という言葉が合う。香港へのエア代・宿泊費代はすべてHKJC(2022年)負担。空港からもHKJCが出迎えてくれるし、調教の時間帯にはビュッフェが食べられるようになっていたり、木曜日には最高級のフルコースディナーとGALAパーティーが開かれる。そこまで大盤振る舞いして、日本馬に勝たれてしまってどうなのか? と思っていたが、スプリントやマイルのもともと得意にしていた短距離路線はもちろんのこと、香港Cでもロマンチックウォリアーが圧巻の完勝と、蓋を開けてみれば完全に香港の強さを見せつけられたレースだった。
それもそのはずで、500億以上の資金を投じた従化トレセンが2018年にオープン。そしてコロナ下においてトレセンの拡張を行っている。
そして2020年には全国馬産業発展計画を発表し、