1枠1番　ミアネーロ　(牝3/美浦・林徹厩舎)

鈴木重行厩務員　“ミアちゃん”と呼んでます。性格は大人しいですよ。外に出るとカーッとする時もありますが、普段はおっとりしていて、手入れも苦労しません。カイバに関しては、あまり食いしん坊ではないですね。何でも食べてくれたらうれしいです。だからこれといった好物はないんですけど…いつも“グランプリ”という配合飼料を食べています。

　レースへ向けては、とにかくいい状態で出走させてあげたい。結果というのは後からついてくるものだと思うので、まずはミアちゃんのベストを尽くしてくれればと思います。

1枠2番　クイーンズウォーク　牝3(牝3/栗東/中内田充正厩舎)

安井賀彦調教助手　ひと言で表すと、おてんば。普段は感じないですが、逍遥馬道に行くと急に走り出すみたいです。可愛くてのんびりした雰囲気のお兄ちゃん(グレナディアガーズ、同助手が担当)とはまた違って、馬房に入ると「触るなよ」とプレッシャーをかけてきます。触りさえしなければ、甘噛みしてきたり可愛らしい面もあって、「お嬢様」という感じですね。僕は担当牝馬のことは「お嬢」といつも呼んでいますが、この馬は「ザ・お嬢」という感じでピッタリ。いいとこの子です。

　お兄ちゃんと似ている点といえば、馬房を汚さないこととカイバをきちんと食べるところ、競馬場に行ってどっしりしているところでしょうか。馬房でおしっこをする場所は1か所に決まっていて散らかさないですし、カイバは桶を舐めまわすくらい残さずきれいに食べます。

2枠3番　エセルフリーダ　牝3(牝3/美浦/武藤善則厩舎)

國吉顕太助手　呼び名は“エセちゃん”。普段はめちゃめちゃ大人しいです。人懐っこくてかわいいんですが…いざ背中に跨った時は気分を損ねないように慎重に乗らないといけません。油断すると立ち上がったりすることもあるんで(苦笑)。まだ大人になりきれていないというか、精神的に幼い部分を残しています。

　カイバもガツガツ食べる感じではないんで、すったニンジンを混ぜてあげていますよ。そんな現状でもレースではいいパフォーマンスを発揮してくれていますし、トライアルを使わず余力をもってここまで来られたのは何より。デビュー前から先生と「オークスに行きたい」と話していたので、目標としていた舞台にたどり着けて良かったです。