3歳のOP特別として行われてきた芝1200戦で、18年から重賞に格上げされた。京都で行われた18〜20年と23年の結果をみると、牡[1-3-2-33]牝[3-2-1-21]と牝馬優勢。京都の重賞らしく、ビアンフェ(母父サクラバクシンオー)1人気1着、レジェーロ(母母母父カツラギエース)11人気2着、ゴールドクイーン(母母母父トウショウボーイ)9人気1着、ラブカンプー(父ショウナンカンプ)6人気2着、トゥラヴェスーラ(ダイナサッシュ≒アドマイヤマカディ4×3)2人気2着と、プリンスリーギフトの血を引く馬がよく好走しよく穴になる。取り上げた4頭でプリンスリーギフトの血を引くのはナナオ。(解説:望田潤)
エトヴプレ 母ナフードはファルマスS(英G1・芝8F)勝ち馬で、近親にエドゥヴィル賞(仏G3・芝2400m)のノットジャストスウィングなど。母父クロドヴィルはデインヒル産駒の仏2000ギニー馬。父トゥーダーンホットはドバウィ産駒の一流マイラーで初年度産駒が走っている。母系に気難しいオリオールのクロスがあり、フィリーズレビューは前傾ラップでスイスイ逃げ切り。気分よく逃げると底力を発揮するタイプだ。行ききれればモズメイメイやビアンフェのように。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ガロンヌ ジュエルクイーンの甥で、母リヴィエールはJRA2勝(芝1400〜2000)。牝祖スギノキューティーはフラワーC勝ち馬でリアルヴィクトリーやスカイキューティーの母。父モーリスはジャックドール、ジェラルディーナ、ピクシーナイトなどを輩出。スギノキューティーの子孫は短距離の活躍が目立つが、本馬も1600→1400に短縮して2連勝。1200は未経験だが対応できそうだ。繋ぎのバネがあるモーリス産駒だから良馬場向きだろう。
距離○ スピード◎ 底力○ コース◎