▲上段左から東スポ藤井記者、サンスポ板津記者、デイリー井上記者、下段左からスポニチ高木記者、報知山本記者(イラスト)
今週末はいよいよ第91回日本ダービー。netkeibaでは、2年ぶりにスポーツ紙記者座談会を開催!
前編となる今回のメインテーマは、一冠目の皐月賞をコースレコードで快勝し、1番人気が予想されるジャスティンミラノについて。意外にも、同馬に不安を感じているスポーツ紙の記者さんも多く…。
そして明日公開の後編では、“危険な人気馬”や“穴馬”について意見交換を行います。
各々、記者さんの個性が出たリモート座談会。出走までの残された時間のお供に、予想にお役立てください。
※本座談会は5/15(水)に行いました。
(取材・構成=中山靖大)
「日本ダービーは皐月賞とは全く別物。二冠確率は20%にも満たない…?」
──大事な話を最後まで取っておく…みたいなお洒落な構成ができないので、早速ジャスティンミラノから話を進めて行きましょう。ちなみにデイリースポーツの井上達也記者は、皐月賞でも本命に推されていたんですよね。
井上 メンバーで僕だけ本命を打っていたのは意外ですね(笑)。とはいうものの、自信はありました。皐月賞のメンバーではジャスティンミラノが強かった。友道先生も戦前に言っていたように中山が向いていないのは、間違いない。それでも勝ってしまう、それだけ今年の世代レベルが高くないのだと感じています。
山本(スポーツ報知・山本武志記者) 跳びが大きいこともあって、デビュー戦から東京コースを選んでいるわけですから、(皐月賞の)戦前に考えられていた以上に、総合力が高かったのかなと思います。世代レベルに関しては、ここにきて思っていた以上に上がってきたかなという印象です。
藤井(東京スポーツ藤井真俊記者) 昨年の阪神JF、朝日杯FSの時計の違いから、牝馬の方が目立っていて現3歳牡馬世代については懐疑的な見方をする人は多いと思うのですが、私も山本記者と同じで当初思っていたよりは上がってきたなと思いますね。
板津(サンケイスポーツ・板津雄志記者) 皐月賞、ペースが速かったとはいえ1分57秒1ではなかなか走れないと思うので、少なくとも前世代よりは高いレベルにあるのかなと思いますね。ただ結論めいた話になりますが、他の路線組を高く評価していないので、適性は別にして皐月賞上位馬の能力は一定以上あるのではというのが結論です。
──事前のアンケートでは、ジャスティンミラノの “二冠確率”について伺っています。回答が二極化したなと思うのですが、60%と一番迷われていたのがスポーツニッポンの高木翔平記者。