【欅S予想】連対率が高い条件に注目 シアージストの先行力に期待
3連勝中エンペラーワケアの順位は
若い4歳馬から、上は9歳馬までが揃った組み合わせ。タフなベテランも侮れないが、最近10年の連対馬20頭中の16頭が「4歳、5歳」馬。残る4頭が「6歳、7歳」馬だ。実績では見劣っても主軸は若いグループ。
5歳シアージストのパワーあふれる先行力に期待したい。父Ghostzapperゴーストザッパー(USA)は今年もう24歳。輸入されている産駒は少なく、また日本での活躍馬はもともと少なかったが、近年では種牡馬ドレフォンの母の父として知られる。
ゴーストザッパーのこなした距離の幅は広く、最初はダートの6-7ハロン中心だったが、古馬になると9ハロンを好時計で連勝のあと、2004年にはダート10ハロンのBCクラシックを1分59秒02のレコードで圧勝している。
シアージストのここまでの【7-0-1-3】は、一度転出した姫路での3連勝を含め、すべて1400m以下だが、今回の1400mはもちろん、やがては父と同じように1800mくらいはペースしだいでこなせるようになれると思える。
ダート1400mの最高時計は、4歳時に再移転入した初戦の1分24秒3(東京)にとどまるが、秋に2勝クラスを楽勝したダート1300mの時計は1分17秒3(上がり36秒1)。これなら1400mを1分23秒台の前半で乗り切れる計算が成り立つ。
日本ダービー前日なので、馬券は少し控えめ。初の59キロがカギでも、入念に乗って好仕上がりのバトルクライ、上がり馬の4歳ロードラディウス(父ドレフォン)、4歳コスタノヴァが相手本線。3連勝中のエンペラーワケアはもちろん有力だが、今回は一気に59キロ。順位はその次にしたい。