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【エプソムC予想】人気が想定されるレーベンスティール 4歳馬優勢のデータは存在するが…

  • 2024年06月07日(金) 18時00分

後方脚質の馬が多数 レース展開のカギを握る


 エプソムCは4歳馬の強いレース。2019年に降級が廃止されてから5歳馬との成績差は小さくなったが、それでもまだ複勝率に差はある。また全体として前受けしたほうが結果が出やすいレースなのだが、今回は差しタイプの馬が多いのでそこがレースのポイントになりそうだ。

 人気はレーベンスティールだろうか。4歳だし、デビューからセントライト記念まで上がり最速を続けていた馬。重視はしたいが大敗が続いた後ということと、ひょっとするともう少し距離があったほうがよいかもしれないという点は心配だ。

 サイルーンは連勝の勢いもあり人気になりそう。以前は前に行っていた馬だが、最近の競馬からすると今回も差し構えだろうか。相手が強くなるので、必要以上にさげないようにしたいところ。距離延長は問題ないだろう。

 アルナシームは前走が1800mの都大路S2着。前走同距離組というのは過去10年で見るとよく走っている。ただ、この馬は良いときと悪いときの差が激しい。今回もオッズと相談して扱いを決めたい。

 トゥデイイズザデイは枠を生かした競馬をしたいところ。この枠ならある程度積極的に行くと思うし、そのほうが結果に繋がる。安定味のある馬だしリステッドでも好走できたので、ある程度格好のつく競馬はしてくれるはずだ。

 ニシノスーベニアは中山のほうがベターという可能性はあるが、東京がダメというほどではない。今回は外枠を引いてしまったので、後ろからの競馬になりそう。キレ味抜群というほどではないので、馬場傾向を見て判断したい。

 ヴェルトライゼンデは実績が一枚も二枚も上。ただ1年以上の休み明けはさすがにしんどい。1800mのここを使ってきたのは試運転という意味もあるだろうし、ここは実力を見つめつつ△程度でいきたい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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