【マーメイドS予想】牝馬の中長距離重賞は「ステゴ系・キンカメ産駒・ハービン産駒・キズナ産駒」が特注血統
近7年中4年で特注血統馬が人気薄で勝利&近7年連続で特注血統馬が連対
牝馬限定の重賞レースではオークス・エリザベス女王杯に次いで、3番目(タイ)に長い距離設定である2000mで行われるのがマーメイドSです。
牡馬のレースでは2000mというのは何の変哲もないごく一般的な距離設定ですが、基本的に牡馬よりもスタミナ面で劣り距離適性が短めに出る牝馬にとって、この2000mというのはイレギュラーな距離設定になります。そんな牝馬同士による中長距離の上級クラスのレースでは、多数の走り切れない馬と、一部の走り切れる馬という距離適性の面での差がダイレクトに競走結果に反映されることになります。
まず考えるべきは、このイレギュラーな最長距離設定でも力を出せるのかという点になりますが、そこで大きな手掛かりとなるのは「血統」です。
通常とは異なるイレギュラーな適性が問われるという意味で、牝馬の中長距離のレースの種牡馬別成績の序列は、全体リーディングとはまるで様相が異なってきます。端的に言えば、通常評価すべきリーディング上位種牡馬の産駒は軽視して、逆にこの条件に特化して強さを見せる曲者種牡馬の産駒を狙い撃つことこそが、高配当への最短ルートとなり得るというわけです。