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『競馬ブロス』出演を振り返り 次にオファーを待っている番組とは!?「頭の中ではもうあのテーマ曲が鳴ってる(笑)」

  • 2024年06月11日(火) 18時01分
太論

▲『競馬ブロス』出演後の反響とは?(撮影:桂伸也)


先週の火曜日、グリーンチャンネルの『競馬ブロス』に出演した小牧騎手。1時間たっぷりご自身について語った小牧騎手でしたが、番組内で流れた懐かしい映像を前に、いろいろな思いが去来したそうです。

今回は、その『競馬ブロス』に対する反響を中心に、過去の自分と向き合った思い、そして今週の騎乗予定についても教えてくれました。
(取材・構成=不破由妃子)

『競馬ブロス』に出演! 33年前の映像に「我ながら追えたねぇ」


──グリーンチャンネルの『競馬ブロス』、楽しく拝見しました。小牧さん、めっちゃ緊張してませんでしたか?

小牧 全然緊張してなかったんやけど、みんなにそう言われるわ。収録の帰りの新幹線のなかでいろんな人にメールをして、「今晩、『競馬ブロス』に出るので見てください」って宣伝しとったんやわ。そうしたらみんな見てくれて、ようけメッセージがきたんやけど、みんなから「緊張しとったな」と指摘された。かしこまって喋っていたから、緊張しているように見えたのかな(笑)。

──そうかもしれませんね。昔の映像や写真もたくさん出てきて。懐かしいなぁと思いながら見ていました。

小牧 懐かしかったねぇ。で、そんな映像を見ながら、やっぱりちょっと老けたなと思ったり(苦笑)。収録のときもね、目の下の皺を消したくて、メイクさんに頼んで目立たないようにしてもらったんやけど…。僕があんまりにも頼んだもんやから、逆に白くなってしまった(苦笑)。宮崎のオカンも(テレビに出ることを)すごく喜んでくれて、何回も観たらしくてね。「すごくよかった。でも、年取ったなぁ」って言われたわ。JRAに移籍したときの映像が出たでしょ? 36歳なのに、子供みたいな顔してたもんね。

──キリッとした切れ長の目が印象的でした。

小牧 ヤングジョッキーズワールドチャンピオンシップのレース映像も出たけど、我ながら「追えたねぇ」と思ったり。

──外から追い込んでくる直線の映像でしたが、小牧さん、体がしなってましたよね。

小牧 そうそう。やっぱりあの頃はもっと体が動いてたんやなぁ。今も動けるように鍛えてはいるけど、なんせあの映像、23歳やからね。33年前(笑)。

──イケイケの時代ですね。

小牧 ホンマにイケイケで、自分が一番上手いと信じて疑っていなかったような時代や。1回目のヤングジョッキーはデットーリ、2回目はペリエもいて、あとは(武)豊くんやノリくん(横山典弘騎手)も一緒に戦っていたけど、なんせデットーリは衝撃やった。「世界に出たら、こんなにすごいジョッキーがおるんや」と衝撃を受けたのを覚えてるわ。

──番組のなかでもおっしゃっていましたね。あとは、橋口先生の引退当日の映像も流れて。泣き腫らした小牧さんの顔がもう…(苦笑)。

小牧 あの日は最終レースのパドックの時点で泣いてたから(笑)。

──泣き虫ジョッキー全開の一日でしたよね。『競馬ブロス』でも、最後のほうはちょっとウルッときていたような。

小牧 うん。グッときたね。ウルッときた。

──伊藤永二郎オーナーの話が出たシーンでしたね。

小牧 伊藤さん、ちゃんと見てくれたかな。伊藤さんのことも浄閑さんのことも、もっと話して感謝の気持ちを伝えたかったんやけど…。時間が足りなかったね。でも、最近はラジオとか雑誌とか取材依頼が増えてきたから、話す機会はたくさんある。直接はもちろんだけど、そういう取材を通してもちゃんと感謝を伝えたいと思ってます。

──『情熱大陸』、こないかなぁ。

小牧 僕ね、それは前から家族には言ってんねん。「『情熱大陸』、なんでこないのかなぁ」って(笑)。『情熱大陸』やったら喜んで出ますわ。頭の中では、もうあのテーマ曲が鳴ってるのに(笑)。

──逆オファー、しっかり書いておきます(笑)。さて、今週の予定ですが。

小牧 今週は日曜日にワンダーブレットを使います。前回も言ったけど、すごくいい状態ですよ。それとね、畑端調教師がまた乗せてくれるらしい。日曜日の京都10R(天橋立S)だったかな。抽選に通ったら、ゼウスバイオに乗ります。京都はあと2週やから、来週依頼がなかったら今週が最後になるかもしれん。そういう思いでね、一戦一戦後悔のないよう、全力で乗ってきますわ。
(文中敬称略)
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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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